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「人生の迷子になったので自分探しの旅に出た」(前書き)人生の迷子って?

何年も前から書き溜めていた本の中身をこれから少しずつ公開していこうと思います。

タイトルは「人生の迷子になったので自分探しの旅に出た」

京大を出て会社勤めして「順調」といわれる人生を送っていたはずが、いつのまにか自分の本心が分からなくなっていたので、会社を辞めて放浪人生を送り、古民家宿を開業するに至った10年ほどの記録をまとめました。紙の本として出版するのが目標です。ぜひ読んでみてください。感想質問もよければお寄せください。

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(前書き)人生の迷子って?


「あれ、私のやりたいことって何だっけ?」

人生の迷子だった頃、何度この言葉をつぶやいたでしょうか。

私は京大を卒業してやりたいことがよくわからないまま会社勤めをする中で、国際NLP心理学※との出会いがあり、6年後の30歳の時に「国際NLP心理セラピストになる、そのためにまずは、教育系の会社に転職して経験を積む」と決めて退職しました。

※30年ほど前にアメリカで誕生した「実践心理学」と呼ばれるもので、意識的なことはもちろん、感情や無意識などの「潜在意識」に関わる分野まで扱うことができ、カウンセリング、教育、セールス、スピーチその他様々な分野で用いることができます)

そのはずだったのが、いつのまにか岡山のゲストハウスで働き始めたり、その合間に国際NLP心理学のセッションを始めたものの途中で辞め、徳島のゲストハウスに住居を移し、「書く」を仕事にしたいと思って自伝本出版のお手伝いやアフィリエイト(ブログを運営することで広告収入を得る方法)を始めたり、やりたいことがわからないならすべての夢を一度手放してみようと、これまでの住処から離れた沖縄に行って、何もしない「廃人」になろうとしてみたり、奈良の実家に帰ってひきこもりになったり、結婚と田舎移住を目指して長野にいったりしていました。

今の夫に出会って岐阜に古民家宿ホニャラノイエを開業するまでの6年間、やりたいことも変わり、住む場所も変わり、物理的にも心理的にも放浪していて、まさに「人生の迷子」でした。

今は、結婚して岐阜に住み、夫と二人で古民家宿ホニャラノイエを営みつつ、本を書いたり、国際NLP心理学を使った対話セラピーもしています。一応、人生の迷子は抜け出せたと言っていいんじゃないかなと思っています。

どうやって人生を迷子になり、 どうやって抜け出したのか

私にはいつも自由がありました。衣食住もあり、理解のある両親もいて、友人もいて、仕事もあって、借金もなく、守るべき家族もまだなくて、外側には私を縛るものは何もなく、まさに不自由なく生きていました。

でも、「自分がどこで何をしたいのか」がわかってなかったので、自由が生かし切れていませんでした。それをずっと探していました。

どうして自分のことなのにわからなくなったのか、それをどうやって見つけていったのか、そんな話を書いてみたいと思っています。よく、「自分探しの旅なんて意味がない、結局は自分の中にしかない」と言いますが私も本当その通りで、半分以上は自分の心の中の話です。

「やりたいことがよくわからない」「やりたいことがあると思うけど、自信がない」「今の人生は違うと思うけど、どんなふうに生きたいかがよくわからない」。そんな、昔の私と同様「人生の迷子」になっている人たちにとって、私の経験が役に立てば嬉しいです。

それでは、ホニャラ~

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