空回り婚活記：第14話　地球宿婚活　前編

3人の彼女を持つ男との関係を断ち、その頃出来つつあった複数の収入源も関係にもすべて別れを告げ、長野県は安曇野へ移住し地球宿で働く決意を固めた私。

33歳にして再度「今年度中に結婚する」という目標を立てたものの達成できず、でも昔ほど落ち込んではいませんでした。

前は彼氏すら出来る気配がなかったのが、2番目の遊びとはいえ彼氏らしきものができたのは一歩進んだのではないか、と考えると次は1番目の相手が出来るのではと希望を感じ始めていたのです。

昔は、彼氏が出来る／出来ないの２つしか世界がなくて出来ないことに落ち込んでいましたが、ある人から、もっとステップを細かく分けて少しでも達成できたことを喜ぶようにした方がいいよ、と言われたことがあります。
そういう視点で考えると、大きな進歩でした。

そんな中、どんな気持ちで移住を決めたのか、そして移住することを決めた安曇野の地球宿とはどんな場所なのか、そこでどうやって結婚を決めることが出来たのか。この章では、そんなことを書いていきます。