空回り婚活記：第11話　3人の彼女がいる男　中編

ということで、数年来の男友達から「遊びならいいよ」と言われ、私自身も本当にこの人が好きかどうかまだよくわからないし、いきなり付き合うよりは遊びからの方がいいのかなという、今考えると血迷ったような考えに走りそうになり、どうしようというところで前回の話は終わりました。

ということで、後編スタートです。

寝てみたらわかる

こういう話をするのは正直勇気がいるのですが、恋愛・結婚の大事な一面だと思うのでしっかり書こうと思います。

当時の私は「本当に好きかどうかは一緒に寝てみたらわかるんじゃないか」と思っていた節があります。

そう思うようになったのは過去の数少ない私の経験からなんですが、まず、先述の通り20代前半の時に、旅先で何日か一緒に過ごすうちに好きになった人と寝ました。この人はその後、旅先から戻った後も好きでした。

その後、遠距離の彼女がいる男友達を好きになって、彼の下宿に何度か遊びにいっているうちにある夜寝てしまったことがあった。その時は翌朝ものすごく嫌な気分になって自己嫌悪に陥り、好きだった気持ちがさーっと覚めました。

このあとずーっと誰とも寝ることなく生きてきたんですが、たった２サンプルから私の中に「一回寝てみたら本心がわかるんじゃないか」という考えがなぜか出来ていました。