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美術検定3級に合格するためにやったこと

11月に受験した美術検定3級、無事合格しました。(ウェーイ)

オンライン試験でも結果が出るまでに1カ月以上かかるのが意外。

今後受験されるかたに向けて、私の合格体験談を記録しておきます。


使った教材と勉強時間

ずばり、過去問題集のみです。

10周ほど通読しました。これだけです。

7月後半から勉強し始め、週2~3日、朝に15分~30分程度読むぐらいのペースです。11月まで4カ月弱あるので、人によっては途中で飽きてしまうかも。

本番の問題の大半は過去問から出題されていましたが、一部イレギュラーな問題も出ます。なので、ひたすら過去問を復習しただけで受験した私の正答率は7割でした。

高得点を目指すのであればこちらのテキストも読み込んでおく必要があると思います。

とはいえ、どうやら3級の合格率は8割を超えているようなので、ほとんどの人が受かるレベルの難易度なのかも。

2級・1級は受験する?

否です。

なぜかというと、「この絵の作者は誰?」とか「何時代の作品か?」など、ググればわかるうんちく的な情報をひたすら暗記することに、あまり興味が持てなかったから。

とはいえ、受験すれば美術史の基礎の部分は何となく把握できるので、「勉強して損した」なんてことは全くありません。

挑戦したいかたは是非、挑戦してみてください。

それと、勉強したことでアート全般に対する興味の幅が広がったことは間違いないので、それは本当に良かったと思っています。

本試験の勉強よりも楽しかった「脱線学習」

以前も書きましたが、山田五郎さんのYouTubeは、勉強の合間にちょこちょこ見ていました。

そのほかに、いろいろ調べているうちに遭遇したUdemyのこの講座は、とっても楽しかった!

試験には絵画の鑑賞法についての問題はほとんど出ませんでしたが、むしろ私の知りたいのはこちらのほうだったぐらいです。

あまりに面白かったので、講師の秋田麻早子さんの著作も読みました。これはもしかすると、今回の勉強期間中で一番の収穫だったと言ってもいいくらい良書でした。

紙に印刷された本のほうが、絵画のディテールがよりクリアに見えると思ったので、紙の本のリンクを張り付けておきます。

あと、こちらの美術本もおすすめ。

上記2冊ともに、名画が名画である理由を、分かりやすく説明してくれています。読めば美術館に行くのがもっと楽しくなること間違いなし。

この2冊では飽き足らず、さらに深掘りしてこちらも読んでみました。

本書は「絵画の見方」からさらに抽象度を上げて、「見る」ってどういうこと?という本質を探るような内容でした。

この本は、翻訳作業時の「行間を読む力」をつけるにはどうしたらいいかを考えるヒントにもなると思います。私自身まだうまく言語化できていないので、また読み返そうと思っています。

いろいろ勉強してみて、絵画の鑑賞法を勉強することは、仕事にも結構役に立つのではないかと感じました。

例えばプレゼンテーション資料のレイアウトなんかも、見る側の目線をどこに持って行きたいかとか、どの色を目立たせるべきかなど、絵画の技法を転用させることができる気がします。

来年は漢字検定でも受けてみようかとも思っているのですが、その前に必要に迫られて仕事関連の資格試験の勉強をしなければならない気がしています。ひぃ~。

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