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お店とコミュニティのSNS(2024年2月22日)

こんにちは。「本屋フォッグ」店主のイイムラです。
現在は東京・高円寺の「本の長屋」というシェア型書店で、本棚の区画を借りて本を売っています。
自己紹介代わりのnoteの記事はこちら

この記事の内容:お店のSNS運用を始めて考えたこと

SNSでコミュニティを育てる

……新参者なのに偉そうな見出しだけど、読んでほしい。炎上商法ではない。
前回の記事で、自分の店(本屋フォッグ)と店のある場所(本の長屋)の2つのSNSから発信していることを書いた。「本の長屋」のXは僕だけではなくて、他の人も情報発信をしている。

どんな情報を出しているか

本屋フォッグのXでは

  • 本の入荷案内(今日の1冊)

  • きょう店番に入ります!告知

  • 店番中の独り言

本の長屋のXでは

  • 営業時間の案内

  • 当日イベントのお知らせ

  • 勝手に函店主紹介

  • 他の函店主さんのリポスト

をしている。

意識していること その1(長屋の中の自分であること)

本屋フォッグは、本の長屋のなかにある小さなお店のひとつなので、
本屋フォッグが発信することは、本の長屋で起こってることでもある。

僕がXでポストしたことを見て「頑張ってるじゃん」と応援してくれる他の函店主がいたら嬉しいし、「長屋ってこういう雰囲気なのか」となんとなく伝わるのも嬉しい。

長屋にまつわることなら、長屋の外で起こることでもいい。
極端な話、僕が「店番の帰りに、近くの定食ヤシロで塩サバ定食を食べました!」とポストすれば「本屋で店番して塩サバ食べて帰る生活……いいかも」と思って参加する人がいるかもしれない。
ちなみにヤシロで定食を注文したら、1分くらいで塩サバが出てきた。早すぎて旨すぎて、もはや怖い。

今、コクテイル書房さんが中心になって始めようとしている「高円寺 本の街商店会(案)」も、本屋から始まる高円寺ライフを広めるプロジェクトなんだと思う。

だから新入荷の告知では、本のうしろに長屋の店内が写るようにしているし、僕目当てに来る人などいなくとも店番入ります!のお知らせもしている。
これは本の長屋の広報活動を買って出ているということではなくて、長屋という全体の力を借りて自分の店が広まる相乗効果を狙っているということだ。

意識していること その2(変化を知ってもらう)

本の長屋も、本屋フォッグも刻一刻と変化している。レコードプレーヤーが置かれたり、2階の改装が進んだり。
お店に来ないと(あるいは来ても)気が付きにくい変化もある。

こういう変化を作る人、変化を楽しむ人がコミュニティの中にいることが、本の長屋みたいな場所の面白さだ。
変化を可視化していくことで、長屋が「現在を追いかけたい場所」になる。いや、元々そうだったんだろうけど、SNSを通じて停滞していないことがより明らかになる。

僕はSNSマーケティングのプロでもなんでもない。今後「私ならもっと上手くやってみせる!」みたいな人も現れる気がする(その時は張り合います)。

まだまだ考え中

コミュニティを育てたり、動かしていくことは、僕の前職(中高教員)に通ずるところがある。
それでも学校以外の場所と、そこにできるコミュニティについて考える体験はとても新鮮。

今、勉強のために
『わたしのコミュニティスペースのつくりかた』(ユウブックス)
という本を読み始めた。まだまだこれから。


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