1990年代のピューロランド行ったことありますか?

こんにちは!前回に引き続きピューロランドのお話です。

1990年12月にオープンしたピューロランド。オープン当初私は3歳だった。はっきり記憶があるのは1994年頃からだが、1990年代のピューロランドにはよく家族で遊びに行っていた。低迷期と言われていた時代のピューロランドだが、決して今より劣っていたわけではない。当時のピューロランドには今にはない魅力もたくさんあった。少なくとも私は当時のピューロランドも大好きだったし、今でもあの頃のピューロランドをはっきりと記憶しているほど印象強かったのだ。

今回は今ではなくなってしまったいくつかのアトラクションの思い出をお話したい。

ゴールの伝説

現在はエンターテイメントホールとなっている場所にあった、あの頃のピューロを語るには外せないアトラクション。見事に幼少期の私にトラウマを植え付けた(笑)

簡単にいうと悪い封印された王女を助けて対立しているドラゴンと巨人をやっつけようみたいな話。

確か部屋が待機列、ゴールの伝説について説明する妖精が出てくる部屋、アトラクションの三段階に分かれていた。忘れもしないのが2つ目の部屋で妖精とキャストさんの掛け合いがあるのだが、後半で列後方の門番のような銅像が動き出すのである。槍を持った大きな怪物のような銅像がまさか動き出すとは思わなくて初見で見事にトラウマとなった(笑)そして本編で出てくるドラゴンと巨人がまぁでかい!見たことない方が想像するより遥かに大きいと思う。今でこそカクカクした動きだが、当時はそれでも本物のようで怖かった。

ラストはゲストの力を集めて王女がドラゴンと巨人を静めハッピーエンドになるのだが、この巨人が退出の時に手を振ってくれる。巨人も手を振っていますよ~的な事を言われたが怖いことに変わりなかった(笑)

今のピューロにあったら完全に浮くであろうアトラクション。いや、当時も浮いていた…?でもお化け屋敷とは違うあの怖さは25年以上たった今でも色濃く残っている。そしてこれだけのトラウマがあるが決してゴールの伝説が嫌いでは無かった。怖いけど挑戦したい、こどもの頃の私はあのドキドキが魅力的だったのだろう。


夢のタイムマシン

3Dメガネをかけて動くイスに乗って映像を見る定番のアトラクション。確か身長制限で前方の動くイスと後方の動かないイスに分かれていたような。夢のタイムマシンは何回か映像作品の変更があった。私がよく見たのはゴジラ、ゲンシクンの時代だったと思う。

ストーリーさながら夢のタイムマシンで鮮明に覚えているのは香りである。当時の4Dアトラクションの先駆けだったのではないか。何のシーンだったかは定かではないが、上映中にイスの横からシュッと石鹸の香りがするのだ。何故かあの石鹸の香りが忘れられない。ゴジラからゲンシクンへ作品が変わったときも途中でシュッと石鹸の香りがして「同じ匂い…!!」とやけに感動した(笑)この気持ち分かる人いないかなぁ。

ちなみに現在はぐでたまランドになっているが、天井やサイドの内装、モニターは夢のタイムマシンのまま残っている!いつか夢のタイムマシン再開してくれないかなぁとひそかに願っている。舞浜のソ◯リンのような感じでグレードアップして…。


フェアリーランドシアター

現在は2.5次元ミュージカル、MEMORY BOYS想い出を売る店が上演されていて若い女性を筆頭に大人気のフェアリーランドシアター。子持ちアラサーの私ももれなくドはまりしてお世話になっている。

何故フェアリーランドシアターの客席がテーブル席やカウンター席なのかというと、当初お料理を食べながらショー観賞が出来たからである。とはいえ私が行っていた頃には既にショーのみの公演だったのだけど。

ポチャッコとペックルの冒険、もんきちのマジカルミステリー、マロンクリームのラブファンタジアなどDVD収録もされているキャラクター達メインのショーも大好きだったが、私が好きだったのが役者さん達がメインでされていたショーである。どうしてもタイトルが思い出せないのだが、フェアリーランドシアターに向かう洞窟の壁画に描かれているあの作品たちだ。よく小さい子が「なにこれ?」と親に聞いている場面を見るが、心の中で「それは歴代フェアリーランドシアターの作品なんだよおおぉぉ!!」と叫んでいる。様々なお姫様と王子様のストーリーでとってもファンシーな衣装たちがとても可愛かった。今はただの背景となっている山が悪者だったり、客席の樹も動いていた。今は想い出の木、となっているあの木は各作品で様々な役をこなしてきた。もう一度あの作品たちを見たくてたまらない。

私がピューロから離れている間にフェアリーランドシアターに続く洞窟の滝と前座がなくなってしまったのは何とも悲しい。今は待機列としてしか機能していないあのスペースだが、当時は本編が始まる前に演者さん、キャラクター達が出てきてそこからショーが始まっていたのだ。皆で魔法の言葉を言って滝を止めて橋が現れる、あの演出がとても好きだった。

それとスポンサーの関係だったと思うんだけど、ショーが終わったあとに紙パックのジュースが貰えた時代があったのを覚えている方いるだろうか?あのときの濃いぶどうジュースの味を今でも覚えている。



写真のミニプラント

今はキャラグリをするスペースになっているが、当時はその名の通りサンリオの衣装を着て写真が撮れるアトラクションだった。

アルバムの中から着たい衣装を選んでお写真を撮って背景と合成してもらう、というシンプルなシステムだったが毎回ここで写真を撮るのが好きだった。サンリオキャラクター達の衣装は勿論、花の妖精、水の妖精、プリンセス、王様などの衣装があった。今の時代にもう一度やったら人気が出そうな気がするんだけどなぁ。


ピューロランドのすべてが好き

昔のピューロのここが良かった!とたくさん語ったが、私は今のピューロも大好きだ。色々とリニューアルしてV字回復したピューロランドは素晴らしいと思う。実際、当時のピューロランドはとにかくガラガラだった。休日でも夕方以降は各アトラクションが貸し切り状態だったし、両親がよく連れて行ってくれた理由の1つは空いていたからだったと思う。あの頃のままじゃ閉園してしまっただろう。でも空いていたとかいないとか関係なく、私は当時のピューロランドの空気も大好きだったのだ。色々とリニューアルしたが、マインドや所々に当時の面影が残っている進化したピューロランドもさらに魅力を増した。これからも変わっていくもの、変わらないもの、ピューロランドのすべてを見ていきたいと思う。

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