日記#8 人は思ってもないことを言う。マジで。

人ってほんとに、思ってもないことを言う。

昔はその感覚がわからなかった。
昔私はいわゆる「いい人」だった。だから、「人って思ってることしか言えないじゃん。自分の中にある言葉でしか相手に伝えられないじゃん。だから冷たいことを言う人ってほんとにそう考えてるんでしょ。」って本気で思ってた。
でも最近、この考え間違ってたなって自分の変化をとおして気づいた。

疲れた、イヤなことがあった、気持ちに余裕がない、そんなことがあると、他人に優しくできないどころか、攻撃したくなってしまう。気にくわないなら放っておけばいいのに、黙っておけばいいのに、反抗しなければ気が済まないのだ。

昔自分が思っていた「自分の中にある言葉でしか相手に伝えられない」っていうのは間違いない。でも、自分の中のある言葉の中で、相手になんて言ったらこの反抗心が伝わるだろう、傷つくだろう、なんて考えて発言してしまう。

例えを言うなら、「お前はばかだ」って伝えたとする。でも別にその人のことをばかだと思っているわけではなくて、「この人はばかって言われたら傷つくだろうな」って思って発言してる。これは少しあからさま過ぎる例だが、そんな感じ。

自分にそんな感覚が出来上がって気づいてから、誰かのそんな姿を見ると、「あーこの人は今余裕がないんだなー」と思えるようになった。いやまあ、そんな風にしてる人が許せるわけではないし(言われた方は不快なわけだから)、そんな風になっている自分を許すわけでもないんだけど、事実として、そういう状況なんだわ、と割りきることができる。
これって心健やかに生きていく上で結構大切なことだよな。



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