第2回「大人のための絵本読み聞かせ会」を開催しました!
第2回目となる、「大人のための絵本読み聞かせ会」。
この企画を提案してくださった隈崎和代さんは、日々仕事や子育てなどで大変な大人の方こそ、読み聞かせを聞いてもらって癒される時間になっていただけたらとおっしゃいます。
第1回目は大人向けの本をメインで紹介されたので、今回は子ども向けの絵本のなかから、大人向けでもある本を紹介していただきました。
会の様子とともに、紹介された絵本をお伝えします!
※今回紹介された絵本のリストは記事の最後にありますので、そちらをご覧ください。
うそだあ! 作:サトシン 絵:山村 浩二
子どもの世界のなかでも、うそだあ〜と思いながらもそうだったらいいなと思うこと、ありますよね。蛇口からジュースが出てきたんだとか、そんな「うそだあ」と言いたくなる絵本。みんなで「うそだあ」といいながら楽しみました。
「ながいでしょ りっぱでしょ 」 作:サトシン 絵:山村 浩二
こちらもサトシンさんの絵本。大人にとってはマウントに関する内容かもしれませんが、子どもにとってはすごーい、羨ましいなと感じる絵本。読み手の技量が問われるシーンもあったりと、参加者の方も自分が読み聞かせをするなら、、と思いながら聞かれていた方も多くいらっしゃいました。
「おむすびころりん」作:富安 陽子 絵:しらかた みお
毎日のように新しい絵本が出版されている中で、最近は昔話って聞かなくなってしまっている気がしませんか。これだけずっと語り継がれているものだから、昔話から何を教えてもらっているのか、伝えられるのか、そういうところも大切にしたいとご紹介いただきました。
読み聞かせは、絵は見せずに聞いてもらうこともおすすめだという隈崎さん。子どもたちが想像したことを絵に描いてもらい、紙芝居をしたこともあるそうです。同じ話でも一人一人が全く違う絵を描き、子どもたちの想像力に驚かされるのだそう。
「子どもは子どもを生きています 」作/写真:小西 貴士
なんとも子どもらしい写真が載っている素敵な詩集。
些細なことに敏感に反応する子どもたちに着目した詩が集まっています。「あとがき」がとってもとっても素敵でしたので、ぜひそちらも読んでいただきたいです。
「きみのそばにいるよ」作・絵:いぬい さえこ
大人も自分の心に届くページ必ずある。気力がでてこないという時に読んでみて欲しい本。きっと、癒してくれる言葉に出会うはずです。
「きみのことがだいすき」作・絵:いぬい さえこ
子どもを尊重したいと思う自分と、周りに迷惑をかけたくないと思う自分。そんな葛藤を抱えているお父さんやお母さんに向けてと紹介されました。
ご両親とともに、ひとりひとりの子ども達の得意を見つけて伸ばしていく。そんな子供達を応援できるおとなでありたいしそんな仲間になりたいとおっしゃいます。
ここで隈崎さんからの絵本読み聞かせ会が終わり、参加者の皆さんでおすすめの絵本をご紹介いただく時間に入りました。
参加者の中には、今度読み聞かせをする予定があり、隈崎さんに読んでいただきたいと絵本を持って来られた方もいらっしゃいました。
「ぜつぼうの濁点」作:原田 宗典 絵:柚木 沙弥郎
ピッタリだからと言われていただいた絵本。ぜつぼうの濁点(“)が、自分の居場所を探しに様々な「ひらがな」に出会っていく物語です。
「ぜつぼうの濁点」に近いストーリーだけど、、と次にご紹介いただいたのが、「ちいさな1」作:谷川 俊太郎 絵:アン・ランド,ポール・ランド。
ひとりぼっちのちいさな「1」が仲間を探しに行くという物語。
亡くなった方の娘さんからいただいたことがあり、その方の想いが乗っているような気がして持ってきたとご紹介いただきました。
「きみのことがだいすき」 作・絵: いぬいさえこ
親ではなく第三者から伝えることもいいかなと、知り合いの子どもにプレゼントしたという絵本。いまのままでいいんだよと表現できればという思いで渡された絵本だそうです。
参加者のみなさまからは、
という感想をいただきました。
隈崎さんは、読み聞かせを通して子ども達が安心し、保護者の方も笑顔でいられるように地域で一緒に子育てしていきたい。そんな世の中になったらいいなと話していただきました。
大人になってから素直に、感じるままに自分がいられることは大切なことだと思います。
子どもの頃に親から絵本を読んでくれた思い出があるからなのか、内容に限らず不思議と癒される感覚があり、新鮮な体験でした。この感覚を、また他の皆さんと共有できたらいいなと思います。
改めまして、素敵な場を提案してくださった隈崎さん、そしてお越しくださった皆さま、ありがとうございました!
紹介された絵本リスト↓
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