適当に「いってらっしゃい」が言えない
ほぼ毎日やるルーティーンがある。
それは、体重を測ったり、ストレッチをしたり、激アツの白湯を飲んだりとさまざま。
これらができた朝は、一日を気持ちよく始められる気がするし、「自分の為に時間を使えた!」と自己肯定感も上がりとにかく気分が良い。
だけど、それよりももっと、私が大切にしている習慣がある。
まず、夫に対して。
フルリモートの私とは正反対に、週5日フル出社の夫は毎朝一番に家を出る。そのとき私は必ず玄関で「いってらっしゃい。気を付けて行ってきてね」と言う。
そう、大半の人が言っているであろうめっちゃ普通のことばである。だけど、私は心の奥底から言っている。
ほんとうに、気を付けて行ってきてね。安全運転で行って、元気に帰ってきてね。と、毎朝、というか夫が出かけるたびに本気で思って言っている。
どれだけ早朝でも、どんなに眠くても、絶対に起き上がって玄関まで行ってちゃんと言う。言いたいのだ。
ぎっくり腰で起き上がれないときはともかく、喧嘩して私が寝ている間に夫が何も言わず家を出て行ってしまった日の朝の絶望感ったらもう。
「ああ・・・言えなかった・・・言えないまま行ってしまった・・・ああ・・・・」ってなった。一日中落ち込んだ。
重い。そう、重いのだ私は。
娘に対しても。
朝は自分がどれだけ余裕をもって起きても、娘の機嫌と動き次第でアラ不思議、バッタバタな朝になってしまう。
心に余裕がないときは焦ったり、自分の思い通りに動かない娘にイライラしてしまうときもある。
だけど、どんなにイライラしても、どんなに娘が泣き叫んで機嫌最悪だったとしても、保育園に預ける前に必ず「だいすきだよ。愛しているよ」と言っている。
自分でも二重人格か??って思うほど、少し前まで激おこイライラ丸だったとしても、この言葉だけはちゃんと娘の目を見て優しく言う。
すべては「最悪の後悔」をしたくないから
いつが「最後」になってしまうかわからない。それが常に私の頭の中にある。
考えすぎだと思うし、考えてもしかたのないことを考えては、ものすごく不安になって大きくて黒いモヤモヤに押しつぶされそうになるときもある。
性格なのか、ある意味病気なのかわからないけど、不安が消えないならせめて大事なことをちゃんと伝えようと思ったのだ。
いちばん大切な人たちに、いちばん伝えたいことは絶対に伝えておきたい。
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