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21卒に向けて。就活で大切な5つのポイント

Twitterには「#就活生と繋がりたい」就活生のコメントがあふれています。

コロナ渦で、企業の採用活動が制限され(もしくは水面下で行われ)、どのように就活を進めればよいか悩んでいる学生の方も多いのではないでしょうか。

さらに、景気は急転し悪化。

私も取引先から、売り上げが減った、営業ができないという悲鳴の声を数多く聞きます。

景気が悪化すれば、企業は採用数を減らします。

残念ながら皆さんは、悪状況の中での戦いを強いられるわけです。

しかし、あきらめることはありません。

私も過去に既卒という、立場は違えど不利な就活を経験した一人です。前向きに歩けば、どこかに道はあるものです。

今回は、今すぐに役立つ就活情報として、21卒に向けて、就活で大切な5つのポイントを紹介したいと思います。

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1.相手に対して敬意を払う

まず、就職活動をする上で最も大切なことは、相手に対して敬意を払うということです。

相手を慮る(おもんぱかる)とも言い換えられます。

例えば、学生と関わると、御礼のできない学生が非常に多いです。

OB訪問やエントリーシートの添削を受けたのであれば、その後、きちんと御礼をするのは当然のことです。

さらに、お世話になった人であれば、どのような結果であれ、事後報告をきちんとしましょう。

つまり、相手に対して敬意を払うということです。

この当たり前のことが、就活を始める上での「いろはのい」です。

同様のことで言えば、相手の立場に立って行動することも重要です。

皆さんはES(エントリーシート)を提出期限ぎりぎりに出していないでしょうか。

これも相手の立場に立てば、早めに提出することを心がけるべきです。

早めに提出すれば、採用側も、早い段階でESを整理することができます。

さらに締め切りを待たずに、ESに目を通すこともできます。

何か判断に迷ったときには「相手(採用側)がどう思うか」を判断軸にしましょう。

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2.自分の就活軸を見極める

突然ですが、あなたはどのような人間でしょうか。

就職活動を機に、過去の人生から今までを丁寧に振り返りましょう。

その中で、何をしているときに喜びを感じるのか。何をしているときが楽しいのか。自分の経験から、見つけ出しましょう。

それを踏まえて、あなたはどのようなことで、社会に貢献したいのかを言語化します。

これが就職活動における軸です。

ここで良く、「社会に貢献すること」を就活の軸にする学生がいます。しかし、企業とはそもそも、社会に貢献することが自明です。

ですからもう少し、自分のやりたいことを深堀りすることをお勧めします。

さて、その際におすすめのツールをご紹介します。

ずばり、マインドマップです。

マインドマップについては、数多くの文章がWEB上でも掲載されていると思うので、そちらをご参照ください。

Xmindという、マインドマップ作成ソフトを使えば、パソコンで、簡単にマインドマップを作成することができます。

https://jp.xmind.net/

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3.企業がどのような人材を求めているかを把握する

先程、就職活動をする上で、「相手の立場に立つ」ことの重要性について話をしました。

これは、自己PRや志望動機作成でも同様です。

つまり、相手(採用側)が、どのような人材を求めているかを、把握したうえで、自己PRや志望動機を考えましょう。

ではどのようにして、その企業の求める人材を把握するか。

たとえOB訪問ができなかったとしても、様々な手段で、情報を入手することができます。

①中期経営計画

検索エンジンで「企業名  中期経営計画」と検索すれば、企業の中期経営計画を閲覧できます。中期経営計画を読めば、その企業がどのような方向を目指し、そのために、どのような人材を求めているのかが分かります。特に大切なのは、その企業がどこに弱みを感じ、それをどう強みに変えていこうとしているかです。あなたに、弱みを強みに変えるための能力が備わっていれば、それは大きなアピールポイントになります。

②企業のホームページにある採用情報

採用情報では、企業がどのような事業を行っているのか、社員がどのような働き方をしているのかを、学生にも分かりやすく紹介しています。採用情報を、ただ流し読みするだけでなく、「この会社はどのような人材を求めているのかな?」と、情報の裏を読み取りるようにしましょう。

③就職四季報と業界地図

『就職四季報』は東洋経済新報社が出版する、就職情報のデータ本です。この本は各企業から掲載料(広告料)をもらっているわけではありません。そのため、良いことも悪いことも含めて、会社の情報が掲載されています。さらに、この本には、企業が「求める人材」という、今回の目的そのものの項目があります。中期経営計画や、採用情報を使って考えた「求める人材」が、就職四季報に書いてある「求める人材」と近いか、確認するのに有益です。

『業界地図』は同じく東洋経済新報社が出版する、各業界の勢力図が載った本です。その会社が、業界においてどのような立ち位置にいるのかが図解されています。

以上。①~③を調べるだけでも、企業の求める人材について、かなりの情報が入手できると思います。

さて、そのうえで質問です。

あなたは自己PR を書く時、企業の求める人材像を意識しているでしょうか。

これは私の見解ですが、企業は、会社のファンを採用したいのではありません。

会社に貢献してくれる人を採用したいわけです。

ですから、例えば自己PRを書くのであれば、あなたの学生時代にやってきたことの中から、このアピールなら、企業が求める人材にフィットするというエピソードを書くようにしましょう。

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4.論理的に考え、表現する力を身に着ける

学生のESを読んでいると、何が言いたいのかわからない。説得力のない文章に数多く出会います。

それはなぜか。

論理的な文章が書けていないからです。

論理的な文章とは、

主張に対して、根拠(具体例)が書かれている文章のことです。

意訳すれば、文と文の意味がつながっている文章のことです。

皆さんの文章は、文と文の意味がつながっているでしょうか。

これを見極めるには、文同士を「→(矢印)」でつないでみて、意味がすっと通るかを確認してみることをお勧めします。

意味が通らなければ、論理が飛躍している可能性があります。

それではあなたに、論理的な文章を簡単に書くためのとっておきの型を伝授しましょう。

それが①サンドイッチ法と②PREP法です。

①サンドイッチ法

主張→根拠(具体例①)→根拠(具体例②)→根拠(具体例③)→主張

という形で、主張という「パン」の中に、根拠の「具」をいくつか挟むイメージです。

【文章例】
私が御社を志望した理由は3つあります。(主張)
1つ目は~(根拠)
2つ目は~(根拠)
3つ目は~(根拠)
以上の理由から御社を志望します。(主張)
※根拠は1つでも、2つでも可。根拠が複数ある方が説得力が増す。ただし、あまりに根拠が多いと冗長になる。

②PREP法

POINT(主張)→REASON(理由)→EXAMPLE(具体例)→POINT(主張)の頭文字をとったものです。

【文章例】
私の長所は○○なところです。(主張)
それを、理由づけるエピソードとして○○での経験があげられます。(理由)
○○においてこのようなことをした結果、このような成果が出ました。(具体例)
以上のことから、私には○○という長所があります。(主張)
※場合によって、理由と具体例のどちらかを割愛しても可

以上が、論理的な文章を書くためのおすすめの型になります。

私は、数多くの就活本を読んできました。

そこには、様々なES作成術が書かれていました。

そして結論。

ES作成において、サンドイッチ法PREP法が最強の型です。

なぜなら、とてもシンプルに、論理的な文章を書くのに必要な、主張と根拠を示すことができるからです。

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5.大学に来ている求人票を大切にする

断言します。

大学に来ている求人票は宝です。

もう一度言います。

大学に来ている求人票は宝です。

なぜなら、企業がわざわざ、その大学に求人票を出すということは、企業がその大学の学生を求めているからです。

それだけ採用の可能性も高いわけです。

それに、大学の求人票の中には、リクナビやマイナビには掲載されない、優良企業の求人が紛れ込んでいることが往々にしてあります。

私も、大学の求人票が貼ってある掲示板を見て、その待遇の良さに驚いたことがあります。

すこし、砕けた言い方かもしれませんが、大学に来る求人票の中には宝が眠っているのです。

それにも関わらず、学生は大学の求人票をほとんど活用しません。

本当に、本当に、本当に、もったいないと思います。

逆に、大学の求人票に注目している学生は、他の学生が活用しない分、差別化を図ることが出来ます。

最近は、学内限定WEBサービスなどに、大学宛に来た求人票を掲載している大学が多いです。

ぜひその入手方法をキャリアセンターなどで確認してください。

求人票の見方については、また別の機会で書こうと思います。



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