特別講座・天正寺坐禅会

則天去私♪


夏目漱石が

亡くなる少し前に書いた書

夏目漱石は

何度か鎌倉円覚寺で

坐禅に挑んでいたのですが…

あまりの奥深さに

『座禅に関しては、俺は門外漢だ』

…っと仰っていたというお話でした(驚)


湧くわく本心塾

6月恒例特別講座

天正寺坐禅会♪


佐々木奘堂住職の

頑張って坐るのは

自分を殺すことに等しいという

目から鱗の坐禅論と

実際の坐禅という

内容の濃い3時間でした♪


佐々木奘堂住職の

坐禅論では

唐や日本の僧侶の話よりも

西洋の彫刻や偉人の話が

よく出てきます♪


天地の美に原づいて

万物の理に達する♪


大阪大学大学院理学研究科長室に

現在も掲げられている書♪


大東亜戦争終結(1945年)から

わずか4年後の1949年に

湯川秀樹さんは

ノーベル物理学賞を受賞した

現代日本でも

知らない人はいないくらいの

昭和の大偉人です♪


天地の美

万物の理

則天去私

さらに…

ロダンの

『永遠な「理法」』

ゲーテの

『自然が自ら律する理』

…こんなそんなが

『坐禅』という『理』と

全て同様だとお話しは

とても刺激的です♪


則天去私♪

天に則り私を去る


現代語訳的には

『小さな私にとらわれず、

身を天地自然にゆだねて生きて行くこと』

…そんな感じに訳されますが


坐禅の世界の

『無』の境地も

まさしく

『則天去私』の境地と

言えそうですよね♪


思春期…

さらには

青年期ぐらいまでは

『自分』は

ナンのために生れてきて

いったいナニを

すれば良いのかとか…

本当の『自分』は

ドコに向って歩いているのとか…

とにかく『自分』を

追求するみたいな時期は

誰にでもあったかと思います♪


でも…

夏目漱石も

ゲーテも

ロダンも

湯川秀樹も…

万物の理を追求すると

『則天去私』の境地に

辿り着くのです(驚)


仏教的には

『自分』を捨て去ることが

解脱やら、悟りなのでしょうが…

そもそも人間という生き物は

あえて『自分』を追求したくなるみたいな

『他人と自分を比較する』能力が

備わっているのですから

ココの矛盾は

おもしろいですよね(笑)


臨済禅師は

六根・六境・六識、、、等々

仏教理論のようなモノを

一生懸命追及して

理解しようとあくせくしている

人々に虚しいことをするなと

喝破されました♪


そんなモノ…

ライオンが

自分をキツネだと思い込んで

キツネの鳴き声を

出しているようなモノだぞ!!!


自分が本来

持っているモノを信じないで

外に向って求め、

内面では古人の

つまらない言葉に依存し、

外面的にはそれで威張ったりするのは

ただ惑ってしまっているだけだ!!!



則天去私♪


夏目漱石は

『坊ちゃん』

『吾輩は猫である』

…等々の

有名な作品からもわかるように

『自分』というモノに対する

意識や拘りが

エネルギーの根源みたいな

作家先生だと思われるのですが…


最後の最後に

達観したのは

『則天去私』だったというのも

おもしろいというか…

凄いなと感じます♪



今回教えていただいた

佐々木奘堂住職は

毎月の銀閣寺、東京、茨城での

それぞれの坐禅会や

天正寺でも

頻繁に坐禅会を

開催されていらっしゃいます♪

大阪の禅寺 天正寺 | 大阪市天王寺区の禅寺。坐禅会と講座等を行なっています。

tensho-ji.o.oo7.jp



よくわからない…

そんな坐禅を

スパッとよくわかるように

ご指導していただけますので

ぜひご体験されることを

おススメいたします♪

オンラインでも

参加可能♪


主人公♪

自分の人生の主人公は

間違いなく自分自身です♪



仮に脇役になろうと

思ったところで

自分の目でしか

世の中を見れないし…

自分の心でしか

世の中を感じられない♪

他者を中心に生きることは

宇宙真理として不可能です(笑)


それなのに…

わざわざ『自分』を

追求したり

確認したりするのは

どうやら

あまり意味が無いみたいです(笑)


天正寺の屋根瓦♪


『正』の文字が

刻まれていることを

今回初めて発見しました♪


お寺も神社も

何度も何度も通っても

毎回、毎回『初めて』を

発見できるアタリも

やっぱり凄いなと

思ったりします♪



湧くわく本心塾の特別講座

天正寺坐禅会は

来年2025年も

6月の第1土曜日に開催します♪

皆様の御参加

心よりお待ちしております(笑)

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