誠     担当:八木正典

では真実の道は一体いかにして興るものでしょうか。それには、「自分が道をひらくのだ」というような一切の野心やはからいが消え去って、このわが身わが心の一切を、現在自分が当面しているつとめに向かって捧げ切る「誠」によってのみ、開かれるのであります。(森信三)
 
 
森信三先生の修身教授録を読んでおります。
 
本当に素晴らしい本です。真理は時代をこえることがはっきりと分かります。
国民教育に対する熱い思いと教育者としての高い精神性が感じられて胸が熱くなるのを感じます。
教師の高い意識と自覚があってこそ人に影響を与えられるとの話は、教師に限ったことではなくあらゆる人間に通じるし、人間の根本として高い意識と自覚を持ち続ける必要性があるものだと思います。
 
私も自分のつとめに対する言動が私欲から発しているものでないか、執着する心から生まれたものでないかを一つ一つ確認しながら、真実の道を探求していきたいと考えております。

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