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カナヘビとの生活の記録

7月の中頃、三男が庭でカナヘビを捕まえてきた。
大き目のメス2匹。

しばらく飼育ケースで観察していると、中に入れていたカマキリなどを食べる姿がみられた。

ネットで飼育方法を調べるうちに楽しくなって、そのまま私がハマってしまい、飼育を続けていた。
色の薄い子はカナちゃん、濃い子はヘビちゃんと名付けた。

何日かして、どちらか分からないけれど
産卵した。

上下が入れ替わらないように、ペンで印を付けて、大切に保管すると、赤ちゃんカナヘビが4匹生まれた。


たまたま家に居る時に生まれた4匹。
でも、あとちょっとの所で、4匹とも卵から出るタイミングは見逃した。

1日目に出てきた、元気ちゃん、しずかちゃん。
2日目に出てきたのび太ちゃん、まだちゃん。

大好きな蜘蛛をパクパクと食べて、元気に育った。
途中、何となく食べが悪くなったように感じたしずかちゃんは、自然界へ帰すことに。

その後、三男のお友達が赤ちゃんカナヘビを譲って欲しい、との事で、元気なのび太ちゃんを譲る。

三男が時々、中くらいのカナヘビを捕まえてきては逃がす、を繰り返していたので、増減しつつ、カナちゃん、ヘビちゃん、元気ちゃん、まだちゃんはそのまま飼育を続けた。
私はカナヘビたちとの触れ合いがとても楽しく、時間の許す限り眺めたり、蜘蛛をとってきて食べさせたりした。

ピンセットでの給餌は比較的簡単に受け入れてくれて、蜘蛛なら必ず食べたけれど、人工餌はだれも食べてくれなかった。ミルワームは食べる時と食べない時があった。

乾燥餌を食べてくれたら、もう少し一緒に生活出来るかなー、と楽しみにしていたけれど、食べてくれないのでは仕方ない。

食べてくれそうな青虫、芋虫、コオロギの赤ちゃんなどを見つけては、ケースに入れ、様子をみながら食べさせていたけれど、やっぱり蜘蛛が一番美味しそうだった。

そうして私は3ヶ月近く、カナヘビとの生活を楽しんだ。
手に乗せたり、ピンセットで蜘蛛を食べさせたり、可愛くて可愛くて、ずっと近くで見ていたいな、と思った。
でも、寒い冬を越すためには、しっかりと設備を整えるか、冬眠させるかしなければならない。

考えた末に、逃すことに決めた。

天気予報と睨めっこして、今日なら大丈夫かな?という日を選び、お別れをした。

元気ちゃん。
生まれた時は約6センチだった。今は多分8センチくらいかな?くねっているため、しっかり測れず。

まだちゃん。こちらも同じく、約8センチくらいまで育った。

カナちゃん。穏やかな子。

ヘビちゃん。活発。

上は数日前に三男が捕まえてきた、中くらいサイズのオス。
下はヘビちゃん。

カナちゃんヘビちゃんは、この小さな観葉植物の土の隙間に、グネグネと丸まって隠れて夜眠るのが好きだった。

3ヶ月、一緒にいてくれてありがとう。
また暖かくなったら、顔を見せてね。
バイバイ。

草の上に乗せると、するすると奥へ進んで行った。


今日は日差しが暖かく、とてもいい天気。
ふとクローバーの方を見ると、ポトっと落ちる影が。
そっと覗くと、カナちゃんの姿があった。
手を伸ばしても逃げない。
日向ぼっこしていたんだね。

写真に撮ろうとしたら、草の下の方へ行ってしまって、撮れなかった。

また会えて嬉しかったよ。

カナちゃんヘビちゃんも、チビちゃんたちも、お気に入りの冬眠場所を見つけて、春になったらまた元気に出てきてね。

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