SF短歌
かわらない態度も瞳も星屑で君という名のAI(あい)があること
AIのそらみたことかと笑う目がもっとも青い春の日だった
船底のつきし光の道筋に天の川より確かな大河
コーヒーの底に張り付いた静寂の闇より深いため息の跡
こんな月ほどすめない都あんな火星ほどすめない砂漠だから涙
めくるめく視線を逃したそのさきに星すら流れて闇に落ちるよ
傷ついて誰かに抱かれることもなく臥せっていった翼であれば
信号すら苔むすまでにUFOは永い時を経てそこにいました
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写真は Pixabayによる写真: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/326055/ から
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