パワフルじぃじとクソ真面目優等生だった私
私の幼少期〜中学生の頃の話。
両親が共働きだったため、厳しい祖父と心配性の祖母のもとに預けられ、小学生の頃まで、学校が終わると祖父母宅に帰っていました。
私の祖父はとにかくタフ。
今年78になりましたが、家から1キロ半ほどのスーパーまでほぼ毎日自転車で買い物に行き、5キロのマラソンを走り、料理から洗濯、掃除までこなし、その上お花や植物の鉢植えをたくさん育てるパワフルじぃじです。
しかし昔は典型的な亭主関白だった祖父。
NHKとニュースと相撲しか見なかった記憶があります。
とても厳しかったため、私は言葉は悪いですが「クソ真面目」に育ちました。
友達と遊ぶこと、バライティー番組を見ること、芸能人に興味を持つこと、そしてクラシック音楽以外に興味を持つことは罪だと思っていました。
学校では女の子たちの恋バナやジャニーズの話についていけず、「ほのはクラシックバカだから(笑)」と言われ、涙した日もありました。
そんなこんなで優等生クソ真面目、部長兼、生徒会兼に育った私。
先生に褒められたくて、親に褒められたくて、優等生になりたくて、、、そんな中2の頃でした。
はじめてウォークマンを買ってもらった私は、夜な夜なこっそりラジオを聴きはじめました。そこで出会ったのがSEKAI NO OWARIのスターライトパレードという曲でした。
そして、同じ時期にPerfumeにもハマっていきました。
先日岩手に行く時に父とPerfumeの話になり、「私、中学生の頃1mmっていうアルバムが好きで…」って話したんです。そしたら父が、「ほのかの中学生の頃の音楽の趣味とか全く知らなかったなぁ」と一言。
今でさえKPOPが好きと家族に公言できているけど、「Perfumeが好き」なんて言ったものなら怒られる!と思っていたクソ真面目な10代前半の私。
そして、まだTWICEやBTSが日本で流行する前にKPOPが好きだと打ち明けた時に母が私に言った、「おい韓国!」という言葉。
今となっては理解してもらえるようになりましたが、当時はショックでした。
好きなものを好きと言えるようになったのは本当に最近のことです。もしこれを読んでいるお父さん、お母さん、子どもが好きなこと、好きな音楽を一緒に楽しむ時間を作ってほしいです。
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