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専門学校を卒業し三年で7回転職したお話。#2

こうして、1個目のゴキブリ職場のレストランを退職したのですが大変なのはここからでした。


2回目の職場

2回目の職場を探すのには苦労しました。私が通っていた専門学校では内定を辞退した場合、学校の求人を一切みることは禁じられていました。私は辞退してしまったので学校に頼ることができず、とりあえずハローワークに通っていました。
地元にも帰るつもりはなく、もう少し京都で頑張りたいと思いがあり、必死に探していましたが
コロナウイルス第一波の影響で飲食業界の求人はあまりありませんでした。
そんな中、3月の中頃に京都で有名な和菓子屋さんの求人がありました。もともとその和菓子屋さんが好きだったので興味がわき受けてみることにしました!  

面接が終わり一週間後、合否発表で内定をいただきました^^
なんとか4月に間に合いました。
和菓子屋さんなので、夢だったパティシエではないけどそれでも学校のみんなと一緒に4月から社会人生活を送れる安心感で胸がいっぱいでした。

一週間後…
コロナの第一波により、京都の街もゴーストタウンへ。毎年観光客でいっぱいだった京都駅もシーンとしていました。
ニュースでは、観光地ならではの飲食店が次々と閉店していく問題がとりあげられていました。
私は嫌な予感がしました…
その嫌な予感が的中し、内定先の社長さんから電話がかかってきました…

「内定を取り消しさせていただきたい」

声を震わせ、鼻をすする音が聞こえました。
泣いているとわかりました。
「コロナウイルスの影響で、客足が全くなく
すでに働いている人たちも解雇せざるおえない状況です」
と言われました。私は頭が真っ白になりました。
何も言えることがなく、「わかりました」と言うしかありませんでした。

ニュースで度々問題視されていた内定取り消し。
まさか、私も食らうとは思いませんでした。
ショックと、また初めから転職活動だと思うと気が引けて3日ほど寝込んでしまいました。コロナの影響で地元にも帰ることができないし、友達とも会えず本当に辛かったです。

これが、私の二回目の職場のお話でした。
働いてもいないのに、二回目?と思いますがカウントさせてください。
この和菓子屋さんでは、すでにシフトも決まっていたので、内心大丈夫だろうと思っていただけあってショックが大きかったです。
社長さんも泣いていたのでこちら側も何も言えませんでした。
約3年たった今でも、あの時の衝撃の感覚は覚えています。

3日後、少し立ち直った私はTwitterに内定取り消しされたことを投稿。
すると、テレビ局から取材があり、声だけでしたが初めてニュース番組に出演することができました(笑)
転職を7回した私が一つ思うことがあります。
それは「コロナウイルスで内定取り消しされた」というワードはかなり強いということです。
何度も面接を受けてきて、履歴書ではその間空白時間になりますので必ず面接官に突っ込まれます。
その時に「コロナウイルスで内定取り消しを受けて…」といえば少し同情してくれている気がします。(笑)
当時はあまりにもショックでしたが、今では武器として面接でも堂々と言うことができますし、印象にも残りやすいと思うので、それで内定いただけることもあったのかな?と思いプラスに考えるようにしています^^

つづいて3回目の職場です。3回目の職場は○○が多すぎる職場でした…つづく

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