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初卵|遡る農場通信

遡る農場通信とは?
これまでの農場の歩みを振り返り、当時のお野菜セットとともにお送りしていた農場通信を皆さんにもお届けさせていただきます。

2014.06.14 NO.13農場通信

みなさん、こんにちは。
雨の強さに驚きと不安を感じる日々が続きますが、皆様変わりなくお過ごしでしょうか。

農場は日々、刻々と変化しながら、緑にあふれ夏模様を呈してきました。
先日まで、止まり木にも上手に止まれない、可愛いらしい鶏たちですが、先日ふと鶏舎の片隅に小さな赤い卵が産み落とされました。濃厚飼料ではなく発酵飼料と緑餌のみでゆっくりと大きくなり、150日目にしてはじめて卵を産んでくれました。わが子のように丹精こめて、餌をやり、ついに大人になったように巣立っていく感じがして感動いたしました。それから、急いで卵部屋をこしらえて、日に1,2個ずつ産むようになってきました。昔から初卵は妊婦や病人に食わすといわれてきたように、雛から大人になるまでの栄養がぎっしりつまった卵です。元気溌剌な私には一度も味わえていませんが、妊婦の妻が言うには、味が濃縮されていて元気がでるような気がするということでした。ぜひぜひ皆さんにも食してほしいと思い、パックに1個ずつはいれれるように今後はしていこうとおもっています。殻の色が濃く、表皮がきめ細かく、サイズが一番小さいものが初卵です。ぜひまた感想をお聞かせください。

少しずつ、夏野菜も大きくなってきました。夏野菜のトップバッターは胡瓜でした。少しずつ胡瓜の出荷を始めれるようになりました。現在は3種類の胡瓜があり、大きくわけると疣なしの夏涼みと疣ありの四葉です。最近では食の好みからか、疣あり胡瓜はあまりスーパーでは見かけなくなってしまいましたが、非常に味が濃縮したようなうまみがあり、汗をかいたあとの昼食に手前味噌をつけて「かりっ」と食べるのが私には最高の幸せです。

そういえば、先日ムカデに噛まれた話をさせてもらいましたが、妻と娘から苦情をいただきました。あたかも、噛まれたのは自分のようだが、噛まれたのは「私たちよ」と。実は、そうで、一緒に寝てた3.5人すべて噛まれました。私は手に、娘は足に、妻はおなかに、なのでその中にいる赤ちゃんも。みなさんのもとに平安な夜がきて、希望の朝がくることをお祈りしております。

山口 敦史




\もう100年先も里山に子どもたちの笑い声を/
ほのぼのハウス農場

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