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「つながる」今年のひまわり畑を振り返って

天空のひまわり畑をスタートして3年目。

今年はどれだけ種を播いても発芽させることができず、ひまわりが無い中で何ができるのか模索の中で過ごした時間でした。
夏を終えて思うことは、満開のひまわり畑ではなかったものの、だからこそ仲間たちが集い、新たな出会い、繋がりの中でともに満面の笑顔を浮かべて過ごす時間をつくることができたのではないかということです。
満開のひまわり畑にむけての試行錯誤はまだまだ続いていくわけですが、それでも今、あるものを大事に、そこから生み出されるものに全力で向かうことを学んだひまわり畑でした。


2024.07.28   ひまわり畑で絵を描こう🌻

日曜日の早朝、眠たい目をこすりながら、画板や絵の具セットを背負って、色んな地域から大人たち、子どもたちがひまわり畑に集まりました!

お父さんお母さんも子どもたちも一緒にパレットやクレヨンを広げて描く様子、親の子どもたちに寄り添う姿がとても印象に残っています。

大胆でユニークな発想には驚かされました!

菜の花畑では、"ここは天国"
ひまわり畑では、"神様がいた"

子どもたちの感じる力は、大人をはっとさせる、深みがありますね。

びっしょりの汗をかきながら真っ白の紙を彩り、朝ごはんを頬張った後にはスイカ割りと、言葉にはし尽くせない、今日もここでしか得られないステキなギフトの1日でした。

「もう100年先も里山に子どもたちの笑い声を」

子どもたちがひまわり畑で駆けまわったり、笑ったり泣いたり駄々を捏ねたり、よく食べたりする姿。まさに私たちが目指すものを垣間見ることができたように思えてとても明るい気持ちになりました。

夏休みの終わりにでもふと振り返ったとき、この日が熱い熱い夏の思い出の1ページになっていると嬉しいです😊

「ひまわり畑で絵を描いたら楽しそう!」そんなひと言で始まった今回の企画。
来年は皆んなで横一列に並んで、ひまわりを眺めながら描いたら楽しそうだよね!とまた新たな希望をもらった1日でした。


2024.08.04   星と、音楽と、ひまわりと。
夕日に染まるチェロの音楽会と星空観察会💫

★オーガニックカレー🍛
★Oku Village Ensembleの音楽会
★星空観察とおはなし会
★星めぐりの歌

盛り沢山な時間でしたが、銀河の旅に出かけ「ほんとうのさいわい」について考えを巡らせられた時間でした。

雲に覆われた星空に向かって一生懸命心の中で星を見つける時間はあの場だったからこそのものだなと感じます。晴れた夜、星空を見上げるとあの夜のことを思い出しては余韻に浸っています。

天候や畑とともに良い場をつくっていくことは、小さいながらも多くの決断を求められる中、来てくださった皆さんのおかげで、人の力だけでは生まれない幻想的なひまわり畑の世界をともに味わうことができたように思います。


2024.08.03-04   ひまわり畑でYOGAイベントを開催🌻

過程を踏む
プロセスを楽しむ、味わう

というヨガとひまわり畑に共通するキーワードをもとに  
ヨガインストラクターのりおと始まったヨガの企画🧘‍♀️

🌙夜のひまわり畑で和らぎ、つながるYOGA
🌞朝のひまわり畑でふわっと軽くなるYOGA

夜ヨガは急な夕立ちの中で、朝ヨガは早朝から遥々集まってくださりありがとうございました✨
自然のなかで身体を動かすことは、自分の中にどっしりと呼吸が下りてくるような感覚で、温もりある空間でした。

振り返ってみると、今回のひまわり畑での関連イベント(写生大会、ヨガ、星空観察、上映会)では1つのことが共通していたように思います。

「初めての試みを創る」

☆これまでずっとやってみたいと思っていた
☆こんな展開になると思ってもみなかった
☆このテーマは私たちが今まさに立ち向かいたいこと
☆あぁ、次はこうしたいなあ

畑という不確定要素の多い環境の中で、その都度その都度、様々な小さな判断を求められ、来てくださる方にとって、そして企画したいと思った我々にとって描きたいものを描く時間とできるのだろうかという不安と緊張感の中で、それでも今ある状況や環境、そして関わってくださる皆さんとともに創るということを忘れずに過ごしたいと改めて思った時間でした。

そんな時に仲間たちから出てくるアイディアや工夫の数々、助け舟は力強く、勇気あるもので、たとえそのときだけの協働であっても幾度となく励まされました。

なぜひまわり畑を続けるのか。

これは、私の中の1つの大きな問いでもあります。

気象や気温変動という刻々と変化しつつある里山の状況に真っ向から向かうということ以上に、
どのような状況であっても、
仲間とともに乗り越えるということへの
確かな確信と、次に繋げるための反省、そして微々たるものであっても、たとえ芽が出まいとも、種まきを続けるという地道な行いの中に、次なる希望が見出されることを強く感じました。

和仁奈緒子


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