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ひまわりプロジェクト~天空の菜の花畑・ひまわり畑より~

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春は100万本の「天空の菜の花畑」 黄色い絨毯で踊るミツバチたちの姿、風に揺られる菜の花は私たちに大切なものを思い出させてくれます。 菜の花畑から言葉を紡ぎ、これからについて考え…
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変遷・変化・変容

かつてタバコ畑として栄えた美作高原地域。 初夏には里山の至るところにあらわれるタバコの花畑が美しかったと老農夫は懐かしんでいました。 時代は変わろうとも、彼の心にその花畑は健在なのでしょう。 時代は変わり、耕作放棄地と化した農地でその息吹を吹き返そうと汗を流す人々がいます。 ひまわりは太陽の光を浴びて、土の中でぎゅっと蓄えた内なる力を存分に発揮しながら満面の笑みで花ひらきます。 人々はひまわりに寄り添うように、鶏糞堆肥で土を豊かにし、種を播き、草刈りをして熱い夏を迎えま

農場通信「天空のひまわり畑に向けて」

梅雨も最終版に入り、あちこちから豪雨、洪水の被害のニュースが入り込んできます。気温が0.5度、1度上昇することによる、気候変動の猛威は自然と向き合う農業の最前線に立っていると恐怖と不安を感じさせてくれます。例年より早く、合歓の木の開花がはじまりました。 古くから花が咲くと、「小豆を播く」と古老の農家が教えてくれるのですが、どうも気候変動が直に影響しているのか、そのような暦が合わなくなってきているようです。夏場の大きなイベント「天空のひまわり畑」に向けて春先からコツコツと準備

アフガニスタンと美作を繋ぐ上映会 2024年4月21日開催

ほのぼのハウス農場の代表・山口は中村哲医師と共に働いた経験を持ちます。山口は、自身の原点は中村哲医師と働いたことだと言います。ほのぼのハウス農場では2024年4月に天空の菜の花畑を開催。21日には特別企画として、上映会『荒野に希望の灯をともす』を行いました。当日は、映画の上映だけでなく、山口奈津子さんによる歌や山口敦史によるトークの場を設けました。この投稿では、当日の様子をお届けします。 #中村哲医師 #アフガニスタン #上映会 #平和 #オーガニック給食 息を吞むように見

人々の祈りと願い 能と農に込める想い

私たち農家は雨が降ってほしいとき、お天道様がほしいとき、「祈る」しかありません。 毎日刻々と変わり、神秘的な姿をみせてくれる菜の花畑。 私たち農家は花も咲かすことも、種を生み出すこともできません。 私たち農家はただただ汗を流して「土づくり」をすることだけできます。 私は農作業の中で土づくりをするときに一番の幸せを感じます。 それはこの土づくりが明日への豊かな収穫につながることを願い、 子どものことを頭に思い浮かべ、またご先祖さまがこれまで肥やしてくれたことに感謝することがで

ドキュメンタリー映画『荒野に希望の灯をともす』上映会

はじめに■テーマ #人権 #平和 #中東 #教育 #生き方 #希望 #土からの平和 #農民 ■日程 2024年4月21日(日) 会場13時 ■場所 美作市 作東公民館(岡山県美作市江見226-3) ■料金 一般・・・1500円     小学生~高校生・・・500円    ※菜の花畑の入場料(500円)を含む。 ■ドキュメンタリー映画『荒野に希望の灯をともす』 アフガニスタンとパキスタンで35年にわたり、病や戦乱、そして干ばつに苦しむ人々に寄り添いながら命を救い、生きる手助