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Never-ending days Never-ending nights

繰り返しが嫌いだ。
勉強の繰り返しも嫌い、仕事の繰り返しも嫌い。

公文式の勉強も死ぬほど嫌いだった。
定着まで繰り返す?でも、今、やり方わかったからもういいじゃん……。
子どもの時、そういう人間だった。

でも、私は凡人だから繰り返しのない生活なんて送れない。いや、どんな天才も繰り返しのない人生は送れない。


朝、なんども目覚ましのスヌーズと戦った後、なんとか起きて、顔を洗ってコンタクトを入れて、化粧をして、会社に行って、少し仕事をしているふりをしてお腹が空いたら昼ごはんを食べて、食べ終わるともう午後も遅くて、そこから、もう少しだけ仕事をして、ふと外を見ると結構暗くなっていて「冬だなぁ」と思っているうちに退社時刻になって、会社帰りに本屋で漫画の新刊を買って、あんまりお腹は空いていないから晩御飯は適当にサンドウィッチにしようとコンビニに寄ってから家に帰って、漫画を読んで、読み終わったらもう遅い時間だからお風呂に入って、パジャマを着て布団に入る。

次の日、朝、なんども目覚ましのスヌーズと戦った後、ゾンビみたいに起きて……

また、朝、スヌーズをなんども止めて、ギリギリで起きて……


繰り返しはいやだ。嫌いだ。
そう思っていたはずなのに、だんだん「生活している」という薄ぼんやりした繰り返しを悪くないと思っている。

極夜の季節みたいな、明るくなりきらないこの繰り返しが死ぬまで続くのか、と思うと少しだけ憂鬱になる。

私は前に進んでいない、何も変わっていない、何も成長していない。わかりやすい「成果物」が私の人生にない。

でも、成長って何?成果って?
どうして昨日より成長していないといけないの?
あなたの思う成長と私の思う良い方向への変化は同じかしら?

ゆっくりこのまま何も無い日常を繰り返す。神聖な儀式みたいに。死によって幕が下される日まで。

それも悪くない。

Never-ending Days
Never-ending Nights

Time is moving slow, I don't even mind
It means infinitely more to me than life

最後まで読んでくれてありがとう。