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別れと始まり


こんにちは!気づいたらもうすっかり夏も終わりの季節ですね🎐

最近は、何も予定を決めずに一人で行ったことのないところに出かけて
気になったお店にふらっと入るのにハマってます

節約中なので適度に自制しながら
あんまできてないけど笑

まだ有名じゃない喫茶店とか雑貨屋さんを見つけると、
なんかときめきますよね

緑いっぱいの、こじんまりしたところに
ひっそりと佇んでいるパン屋さんを開くのが密かな夢です🍞

さて!今日は『 気持ちの流れ 』について。

なんでこの話をしたくなったのかっていうと、

私は、少し前に大切な人との『別れ』を経験しました

今となっては、落ち着いたけれど、その時の自分にとっては、自分でもびっくりするくらい大きな出来事だったみたいで

その後の1ヶ月は、これまでの人生の中で一番 "自分のこと”について考えて、悩んで、考えては悩んで。
急に脳が活動を強制的にシャットダウンして
ボーっとしちゃうくらいに常に頭をフル回転させてました

その過程の中で気づいたことがありました。
気持ちの中には、流れがある。

”危機モデル”って言葉を聞いたことはありますか?

私は、大学の講義で初めてこの言葉を知りました

危機モデルというのは、"危機"の過程を模式的に表現したもので、"危機"の構造を明らかにし、援助者が何をすべきかを示唆するもので臨床の場面で広く活用されています

危機モデルには色々なものがありますが、日本では、フィンクの危機モデルが最もよく知られています

フィンクの危機モデルは簡単にいうと、「身体の障害を残した患者がいかにしてそれを受け入れていくか」を衝撃→防衛的退行→承認→適応の4段階プロセスモデルで表したものです

それぞれの段階を簡単に説明すると次の感じです

  1. 衝撃:直面した危機に対して強い不安、パニックを生じる

  2. 防衛的退行:危機から逃れようとする(現実逃避)

  3. 承認:逃れられないことを認識して、受け入れる

  4. 適応:危機に立ち向かい、新しい価値観や自己イメージを築く

フィンクの危機モデルで意味する"危機"とは"障害"であり、対象者は患者を指しますが、
この危機は色々なものに当てはまることができて、
また、それに合わせて色々な人が対象者になりうると思います

私は、人が生きていく中でこの危機をこの段階を繰り返し繰り返し起こるものだとと思いました。

人は誰しも、この段階のどこかにいて、それを体験している立場であるときもあれば、その段階にいる人を支える立場にあるときもあるな。って
(頭のいい、偉い人とかに聞かれたら怒られちゃうかもだけど、、、!



私は人との『別れ』というものを経験して、最初は、なんだか人ごとのように思えて、漠然と悲しいことであることはわかっているつもりだけど、その実感が湧かなくて。でも、友達と通話をしているとやっぱり自然と涙が出て、止まらなくなりました。(多分これが衝撃?)

その後の一週間は、毎日のように違う友達に会って話を聞いてもらって、沢山笑って、大したことない!って思わせたり。
できるだけ思い出したくないから、SNSを閉ざして、絶対に合わない合コンに行ってみたり、興味もない映画をみて無理に他のことに気を引きつけようとしたり。
(多分これが防御的退行?)

そんな無理に生活していると、人間ってすごくて、やっぱり体が限界を教えてくれるんですよね笑ちゃんと体調を崩してしまいました笑

そこで気づいたんです。逃げてても仕方ない。起きてしまったことは全て現実で、もう時間は戻せないんだよなって
だから、SNSも戻したし、似合わないことはせず、以前と同じように過ごそうって。(多分これが承認?)

そうして、普通の生活を送っていたら、いつの間にか全然気にならなくなっていて。自然と笑顔になれていました。

それと、無理に忘れようとしなくていいって思えたんです。思い出したっていい。楽しい記憶は事実で、そこに罪はない。それをゆっくり、少しずつ、こんなこともあったな。あの時はこうだったな。とかって思えるようになっていけばいいって
(多分これが適応?)



これを聞いて、フィンクの危機に当てはめるのは無理矢理すぎる!とかっていう人もいると思います。私も無理矢理だなって思う笑

でも、もし危機段階にある人がいて、不安でたまらなくなって、全てを投げ出したくなっている時があっても、人はいつか絶対に、それを自分自身の力で乗り越えて、強くなっていくって思ったら、ちょっと生きる元気が出てきませんか?
まあ、もうちょっと生きてみるか。みたいな

私は、メンタルはとろろくらい弱いです。(もはや形がない
だから、何かの危機に直面した時、自分の全てを否定したくなるし、何もかも投げ出したくなる。でも、思い返してみたら、なんだかんだ、これまでにいろんな危機を乗り越えてきてたんです。
もう無理!全部やめたい!って思っても、そこでちょっと踏ん張ってみる。自分の力をちょっとだけ信じてあげる。これがすごく大事だなって思います

私は、今はまだ適応過程にいます。
でも、今となっては『別れ』をしてよかったと思えています。色々な学びを与えてくれて。新しい価値観を知って。また一つ成長できたのかなって。
何より、自分が自分のことを前よりもちょっと好きになれたこと、これが何よりの証拠だと思います。


別れって悲しいことのように思えるけど、出会いの始まりでもある。
そして、この世に本当に運命ってものがあるのだとしたら、きっとまた出会えるのだろうな。どうか幸せでいてください。

これからも、きっとこんなのが米粒くらいに思えるくらい想像もしていなかった衝撃があるのだと思います
それも少しずつ、どれだけ時間をかけてもいいから、乗り越えていきたい。



気づいたらめちゃめちゃ長く書いてた、、
それではこの辺で。お休みなさい🌛




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