源氏物語日記(2023/10/09)
朝、内見したマンション周辺の下見をしてくる。静かな住宅街、といった感じで「暮らしやすそう」と感じる。
「赤鼻の遊び」(末摘花)
二条の邸で暮らす若紫は、まだ子どもっぽいところもあるが、以前よりもっとかわいくきれいになっていた。
「この美少女を放っておいて、どうしてつまらない女たちを相手にしていたのか」と後悔する源氏の君。
自分から仕掛けておいて、なにを言っているんだ……。
若紫は絵をかくのが好きで、源氏の君も一緒に絵をかいて遊ぶ。
ここで、源氏の君が描いたのは末摘花。女の鼻先に紅をぬると、絵のなかでもみっともない。
ふと、源氏の君は鏡をみながらその美しい鼻に紅をつけてみる。
いくら美しくても、これではやっぱりみっともない。若紫も笑い転げる。
いたずら心で、「おや、紅がちっともとれない。困ったぞ」と紅が落ちないフリをする。
若紫は本気にして、源氏の君の鼻を一生懸命ふく。
こんな他愛もない遊びが、たのしく、源氏の君は心がやすらぐ。
美少女とのイチャイチャのネタに使われる末摘花……せつない。
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