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源氏物語日記(2023/09/24)

体調がびみょ~に悪い。
更新もしばらくお休みすることに。
ただ、書けるときに下書きを書いておこうと思う。

「北山の少女」(若紫)

おこり(マラリア)をわずらう源氏の君。
なかなか治らず(当時は、まじないや加持で治そうとしてたって
すごい根性だ)北山のお寺に、いい行者がいるとすすめられ、
お供を連れて北山へ。

岩屋の中で加持祈祷が行われ、それが終わり、帰り道に小柴垣できれいに囲んだ品のいい家を見つける。
その家に女の人たちがいるとわかると、一旦、時間を置いてから、こっそりのぞきに行く。
源氏の君、案外元気である。

その家の部屋には、四十すぎの上品で魅力的な尼と女房が二人ほどいる。
そこへ十ぐらいの美少女が走りこんでくる。
「すずめの子を犬君が逃がしちゃったの。」
源氏の君にとって、運命の出会いだった。

その夜、源氏の君は僧都の庵に招かれる。
仏の教えを聞かされながら、源氏の君は藤壺への恋の罪深さに恐れを抱く。
一生この罪と生きていくなら、いっそ出家しようかとも思うが、あの美少女のことが気になる。

こりゃ、出家できんわ!!
もう、恋に生きる男なんだから、俗世でそのまま突き進んでくれ。

源氏の君は、僧都にそれとなく、あの家の人たちについて聞いてみると、
美少女は藤壺の姪であることが判明する。
源氏の君は喜々として「お世話をさせてほしい」と願い出ますが、
いかんせん美少女がまだ幼すぎたので本気にされず、祖母である尼からも断られる。

そりゃあ、そーだよね。
ただお世話しますってわけじゃなく、下心含んだ申し出だし。

そうして、源氏の君は山をおりていく。
その姿を見て、美少女は「お父様よりずっとすてきな人」とむじゃきに思い、「それじゃあ、源氏の君の子どものにしてもらいなさい」と言われれば、「そうなれば、どんなに素敵だろう」とゆめみる。

それからは、お人形遊びも絵を描いても「これは源氏の君!」というようになる。
憧れ強めの淡い恋、しちゃったんだね、美少女よ。

明日も読む。

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