あらゆる視点から自分と向きあう
自分の弱点や至らないところには目を背けがちです。そこを意識的に、他の人の立場になったつもりで、あらゆる角度から見るようにすると、自分自身で出来る改善点が見つかります。
例えば、家庭で配偶者に何かお願いごとを頼んだとします。でも彼はなかなかやってくれませんでした。
相手の立場を考えないで自分本位な気持ちだけだと、「なんで一度言ったのにやってくれないのか!」という考えになり、相手との関係性が悪くなってしまったり、自分だけ我慢してしまうことがあります。
ところが、ちょっと視点を変えて、「あの人は他のことで忙しくて手がつけられなかったのかな?それとも私のこの説明の仕方が理解できないのかも?相手の状況を聞いて、もう少し丁寧に、なぜ必要なのかも含めて、わかり易く話をしよう!」と考えて行動すると、相手との摩擦も少なくなり、また自分の弱点も改善されます。
自分では精一杯考えてとった行動でも、相手が思うように動いてくれなかった場合、相手の責任だけに押し付けるのは簡単です。自分が出来る最善策をもっと深く考えて見つけることが、自分の成長に繋がります。
このような能力を
「自己を俯瞰的に捉え、自己について学ぶ機能」 メタ認知
と言います。『最新の脳研究でわかった!自律する子の育て方』 工藤勇一・青砥瑞人著 の中で詳しく書かれています。
このスキルを家庭内でトレーニングするのは本当に難しいのです。相手への甘え、自分への甘えもあるからでしょうか。私は、人との適度な距離感がある、職場で意識的にするようにしています。
責めるような言い方は一切しない、我慢もしたくない、でも自分はこうしたい!と上司や同僚に伝えたい時ってありませんか?
とはいえ、独りよがりにならないように、俯瞰的に、客観的に自己を見つめ、冷静に、相手の表情を見ながら、腑に落ちるような伝え方をしたいものです。
~と色々と考えさせられた本の紹介でした!
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