見出し画像

写真家井上博道の作品世界に浸る記念館がオープン(奈良県奈良市)

旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2023年2月号より)

 2012年に81歳でこの世を去った写真家・井上博道はくどう氏の記念館が、奈良市なか登美とみおかにオープンした。60年間カメラとともに生きた井上氏は、産経新聞の写真部を経て、大阪芸術大学写真学科で教壇に立ち、定年を待たずに自由な創作活動に打ち込んだ。ライフワークの日本の伝統美と四季を織りなす風景写真は高い評価を得ている。

井上博道氏。写真一途に生き、約17万点ものフィルムを残した

 井上氏の旧居を改装した記念館には、作品を展示するギャラリーに加えて、カフェ、ショップ、ダイニングが設けられている。時にはギャラリーを会場にしてコンサートや各種イベントが開かれる予定だ。アートに浸り、音楽を聴き、美食が味わえる。大人がほっと一息つける、とっておきの場所。ぜひ足を運んでみてほしい。

中央に京都・大徳寺の境内にあった樹齢800年のケヤキのモニュメントが鎮座するギャラリー
記念館外観。井上氏が最晩年を過ごした旧居を改装した

井上博道記念館オープン
奈良市・井上博道記念館
無料  月・火・水・日曜 (ダイニングは前日午前中までの完全予約制)
*日曜はイベント参加者のみ入館可
☎0742-43-9111
https://www.asa-ban.com/him

出典:ひととき2023年2月号
※この記事の内容は雑誌発売時のもので、現在とは異なる場合があります。詳細はお出かけの際、現地にお確かめください。

▼連載バックナンバーを見る


よろしければサポートをお願いします。今後のコンテンツ作りに使わせていただきます。