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【殿さまのスケッチブック】細川家の殿さまが愛した“博物図譜”の展覧会(東京都・永青文庫)

東京で唯一の大名家の美術館・永青文庫(東京都文京区)で、展覧会「殿さまのスケッチブック」が4月27日(土)から6月23日(日)まで開催されます。18世紀、中国の薬学・博物学である「本草学」の影響を受けた日本の博物学。博物趣味に没頭した大名たちの先駆け的存在であった細川家熊本藩6代藩主の重賢しげかたは動物、植物、昆虫に強い興味を示し、精緻な博物図譜をつくらせます。本展では、永青文庫が所蔵する図譜などが公開されます。(5組10名様に招待券をプレゼント致します。詳細はページ末尾をご覧ください)

永青文庫は、熊本を治めた細川家の下屋敷跡にある美術館。細川家伝来の美術工芸品や歴史資料、設立者である16代細川護立もりたつ(1883~1970)の蒐集品を所蔵しています。

永青文庫

細川家熊本藩6代藩主の重賢(1720~85)は、当時窮乏していた熊本藩での藩政改革を進めるほか、藩校時習館、医学校再春館などを設立して称えられる一方で博物学に没頭し、精緻な「博物図譜」を数多く作らせました。

竹原玄路筆、谷口鶏口賛「細川重賢像」江戸時代(18世紀)永青文庫蔵

博物図譜のひとつ、『毛介綺煥もうかいきかん』は、アサヒガニとニホンオオカミの描写で知られ、哺乳類や魚介類など様々な図を通覧できます。このほか、日本初の昆虫生体記録『昆虫胥化図しょかず』や名花譜『群芳帖ぐんぽうじょう』など、全20点の博物図譜が展示されます。

「毛介綺煥」(部分)江戸時代(18世紀)永青文庫蔵 前期展示
「群芳帖」(部分)江戸時代(19世紀)永青文庫蔵

会場には、実物の動植物も写真で紹介されます。殿さまが愛したスケッチブックをこの機会にぜひご覧ください。

殿さまのスケッチブック
[会期]2024年4月27日(土)〜2024年6月23日(日)
前期 4月27日~5月26日、後期 5月28日~6月23日
[休]月曜日(ただし4月29日・5月6日は開館し、4月30日・5月7日は休館)
[時]10:00〜16:30(最終入館時間 16:00)
[会場]永青文庫(東京都文京区目白台1-1-1)
[料]一般:1000円、シニア(70歳以上):800円、大学・高校生:500円
☎03-3941-0850
[公式HP]https://www.eiseibunko.com/
[公式X(旧Twitter)]https://twitter.com/eiseibunko

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