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【下瀬美術館】瀬戸内の自然と現代建築が溶け合う美術館(広島県大竹市)

旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2023年9月号より) 

広島県大竹市に、瀬戸内の自然と現代建築が融合する新しい美術館「しも美術館」が開館した。日本と西洋の工芸や絵画など多岐にわたる所蔵品は、建築資材の総合メーカー・丸井産業(広島市)を創業した下瀬家が収集したもの。

エミール・ガレの庭 ©SIMOSE

 同館の建築を手掛けたのは、世界的な建築家のばんしげる氏。エントランス棟から企画展示室に続く渡り廊下のガラスは、外からは鏡のように見えるミラーガラスを採用。海や山、庭園の草花など周りの景色が映り込むことで、まるで建物が風景に溶け込んでいるような感覚を味わえる。

エントランス棟 ©SIMOSE
水盤上の「可動展示室」 ©SIMOSE

 下瀬美術館のコンセプトである「アートのなかでアートを観る。」、その言葉通りのユニークな空間で、ゆったりと芸術に向き合う時間を過ごしてほしい。

アンリ・マティス《青いチュチュの踊り子》

エミール・ガレ──アール・ヌーヴォーの花器と家具(〜9/24)
広島県大竹市・下瀬美術館
[時]9:30〜17:00(入館は16:30まで) 
[休]月曜(祝日の場合は開館) 
[料]一般1,800円、大学生・高校生900円
*公式ホームページよりWebチケットを購入する場合は割引あり 
☎0827-94-4000
https://simose-museum.jp/

出典:ひととき2023年9月号

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