日本と台湾をつなぐ潮と風の流れ|小暑~大暑|旅に効く、台湾ごよみ(22)
梅雨があけて朝からカンカン照りの日差しに青い空のコントラストが目に刺さる。午後には唐突に曇りだし、バケツをひっくり返したような驟雨が過ぎれば熱された空気がいくぶん柔らかみを帯びる。台湾に来て手放せなくなったのが、UV加工した折りたたみ雨傘。太陽の下では日傘に、雨が降れば雨傘に、出かける時には必ずバッグに入れておく。
街角で“涼”をとる回廊建築もうひとつ、こんな季節にとりわけ便利に感じるのが騎楼。台湾語で亭仔脚ともいい、建物の一階部分が奥に引っ込み、アーケードのように通り抜け