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旅に効く、台湾ごよみ

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台湾にも南国ならではの季節の移ろいがあります。この連載「旅に効く、台湾ごよみ」では、季節の暦(二十四節気)に準じて、暮らしにとけこんだ行事や風習、日台での違いなどを、現地在住の作…
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2022年4月の記事一覧

海の守護神「媽祖様」の生誕を祝うパレードと“愛憎”が織りなす伝説|清明~穀雨|旅に効く、台湾ごよみ(19)

“黄昏どき”を彩る4月の風物詩 角を曲がったら巨大な花束が空に浮かんでいた。  いやちがった。花束のような大きな樹。熱帯に分布する「魚木」と呼ばれる植物である。台北市は台湾大学キャンパスに近い「台湾電力」の敷地にはアパートメントの三階まで届きそうな魚木があり、4月に入ると一面に花をつける。何でも30年ほど前に台湾電力職員が植えたのが育ったもので、この季節の台北の風物詩である。  はじめてこの樹を見たときには驚いた。日本では、こんなにも大きな樹を覆うように花が咲くのを見たこ