【京都の節分】柊を飾り、鬼門の寺社でお参り|花の道しるべ from 京都
「福は内、鬼は外」。わが家は一合枡に盛った豆を撒いているが、紙で包んで撒けば、掃除も楽で、汚れを気にせず口にすることができると教わった。豆撒きの方法と同じく、節分のお参りも家や地方によってさまざまだ。京都では、節分の日に、吉田神社と壬生寺にお参りする風習がある。
吉田神社は、京都の鬼門である。鬼が出入りすると言われる鬼門は、北東。北を「子」として、時計回りに十二支を配当すれば、丑と寅の間、艮にあたる。私たちがイメージする鬼が、牛の角を生やし、虎の腰布をあてているのは、この丑