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メンタルの検査入院③ ~2日目~

査入院2日目。疲れていたのか意外とぐっすり眠れました。
朝起きて少し経ってからすぐに採血。4本分取りました。病室でとってくださったのでベッドに寝たままさせてもらいました。

朝食を食べ身支度をして、9時半ごろから初めての心理検査が始まります。別室に移動し女性の心理士さんと一緒に検査をしたのですが、これがまた意外とボリュームがあり大変でした。 多岐にわたる内容のテストを約3時間程度、1度の休憩を挟んで行われました。

とても朗らかな担当の方だったのでそんなに緊張することもなく終えられましたが、ずっと脳を使いっぱなしだったので終わる頃には疲労でぼーっとする、そんな感覚でした。

本当は当初、このnoteでどんなテストだったかについても少し書けたら、と思っていました。しかし話を聞いてみると、これからこの記事を見て入院するかもしれない人がどんなテストか知らずに受けたほうが、その患者さんの自然な状態が分かること、それが患者さんにとっても病院にとっても望ましいことだと伺いました。全くもってその通りだと思ったので、ここではテスト自体の詳細についての描写は避けさせていただきますね。 

心理士さんに言われて気がつきましたが、その日の調子によっても検査の結果が左右されるようで、今日の状態を聞かれるシーンがありました。疲れはあるものの精神的には比較的安定していたので、「あまり通常時と変わりは無い」と回答しましたが、確かに鬱になりたての頃の自分が受けていたら難しく感じる問題が相当増えていたような気がします。

テスト終了後、少し感想などのスモールトークをして自分の部屋に戻り、昼食をとります。

この辺からやはりこの検査を入院扱いにしている意味を痛感し始めました。拘束時間自体はすごく長いわけでは無いですが、やはり緊張して受けたり、頭を使うのでそれなりの疲労感があります。

午後はまず光トポグラフィー検査を受けました。以前別のクリニックで受けたやり方と全く同じで、ヘッドギアのようなものをつけた上で出される指示に従う検査です。統合失調症、鬱病、双極性障害のどれに該当するのかが示される検査ですが、血圧計のように図るタイミングによって結果が異なる性質があるため確定診断には使用できず、傾向をみる補助的な役割として使用されているようです。(日本では保険適用の検査なようですが別のクリニックでは自費扱いでした)

そしてそのまま脳波の検査も行いました。頭に複数の電極をつけ横になり、指示に沿って過ごします。これはてんかんによる精神疾患の可能性があるかどうかを調べる意味があるそうです。
 ※どの検査をどの順番でやるかは人によって異なるようです。

1日の検査が終了したのは4時ごろでした。すでに気力体力なくなりつつあり、たくさんダウンロードしてきた動画もあまり出番がありません。どちらかと言うとぼーっと外の景色を見ていたいような、そんな感じです。
環境も食事もやることも日常と異なるし、これが自然な反応なのかな、なんて感じながら過ごしていました。 

私の場合、脳が疲れて小難しいことはしたくなくなったので頭を使わずにできる編み物や持ってきたアロマを嗅ぐことなどに救われました。そんなプチアイテムがあると少し気もまぎれるかな?と思います。



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