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新しい命へ贈る詩

今日も命が生まれるそうです
驚いてしまうね
まだ席が空いていたなんて
初めて空を見上げる瞳に人々は言う
「あなたの代わりに誰かがいない」

世界は汚い、と口にすることは
宿題をさぼるよりも簡単でした
なのに何故だかほんの少し
大人になった気がしていたんだ

今日出会う命を
僕らは祝福出来るだろうか
僕はそんな人でありたい
命を祝福出来る命でありたい

どうかその瞳に写る空が
いつも美しい色でありますように
空を汚すことに慣れた僕から
君へ贈る最初の花束

「生まれて来てくれてありがとう」

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