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後継者不足から考える採用の重要性

みなさん、こんにちは。株式会社H5 本間優太です。

会社にとって大切な資本・経営資源として「ヒト・モノ・カネ」がよく挙げられます。
ヒト(人材)、モノ(商品や設備)、カネ(資金)いずれも当然重要な資源ではありますが、
中でも最も重要なのは「ヒト」、すなわち人材だと感じています。
モノ、カネを扱い、活用するのもヒト以外の何物でもないからです。

優秀な人材を確保できるかどうかというのがその会社の業績、将来を大きく左右する要素となりますが、人材が採用できないという理由で廃業になってしまう会社もたくさんあります。

帝国データバンクの調査によると、後継者が「いない」、または「未定」とした企業が16万社に上り、全国の後継者不在率は61.5%となったそうです。すなわち、半数を超える企業が後継者不在という課題に直面しています。

中にはいくら利益を出していても後継者がいないという理由で黒字倒産する会社もあります。
僕の地元新潟でも越後湯沢のような温泉地など、昔からある宿泊施設などでは同じような課題をよく耳にします。

単純に採用が難しい市況感であることもありますが、将来会社を任せられるような有望な人材を確保するには
ただ頭数合わせで採用するのではなく、ビジョンを共有できる志高い仲間を作っていく必要があります。

僕自身も会社員時代に採用に関わる仕事をしていたこともあり、こういった質の高い採用をするのは非常に難しいことだと感じます。

そんな中、優秀な人材を確保し、かつ様々な業界で活躍する人材を生み出し、「人材輩出企業」と呼ばれているリクルートは採用に非常に注力している企業として有名です。
リクルートでは「採用8カ条」という人材を採用する上での心得のようなものがあるそうです。

[1] 自分より優秀なヤツを採用しろ
[2] リクルートに入りたいヤツではなくリクルートとして採りたいヤツを採れ
[3] 熱くリクルートについて語れ
[4] 本音の仕事観を語れ
[5] 入社動機はドラマチックに語れ
[6] 自分一人でなく周囲を巻き込め
[7]大胆に口説け
[8]採用は営業だ

この中でも特に[4] 本音の仕事観を語れというのが重要なことだと感じます。
単純に業務内容や会社概要を伝えるのでなく、何のために事業を行っているのか、なぜ仕事に打ち込んでいるのか、どんな基準で仕事しているのかということが伝わるからこそ初めて「この人と仕事したい」「この会社で働きたい」と思われるはずです。

僕自身も長く繁栄する組織を作るためにも、思いを伝えて同じ基準で仕事できる仲間と手を組むことを考えながら仕事します。

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