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モノクロオンリーの「東京タワー」撮影.2023冬【ライカ】【M10 Monochrome】

Leica M10 Monochrome+Apo-Summicron 50mm F2.0 ASPH.)

いつか自分の写真展をしたい!さじゃんです。今日は購入してからなかなか持ち出せていなかった自分の一番大好きなライカらしいライカである、M10 Monochrome。

ライカのカメラそのものの成り立ちを考えた時、ライカ好きの頭によぎるフレーズがあります。それは”レンジファインダー”、”モノクロ”、”35mm判フィルム”という3つの写真の要素。特にWW2前後にライカM3で撮影された写真はモノクロながらも素晴らしい写真が多く今でも伝説とされている写真も多数あります。という訳で自分も写真家の端くれとして今回、2023年の冬の東京を散歩しながら『東京をタワーだけを撮る』という企画で写真を撮ってみました。ブログ上でのプチ個展だと思ってご覧いただけたら嬉しいです。

モノクロ専用に開発されたとも言われるアポズミクロン50mm

(Leica M10 Monochrome+Apo-Summicron 50mm F2.0 ASPH.)

このカメラのおさらいにはなりますが、ライカM10モノクロームと言うカメラはその名の通り”モノクロ写真専用機”になります。自分が所有するライカM10-Rと同等の4000万画素オーバーの素子のカラーフィルターをカットしてあり、カラーで撮影したRAWデータの4倍~6倍程度の解像度と言われているある種変態的カメラです。M10-RのRAWをモノクロ現像しても同じ写真にはならないという先鋭感が好きで使っています。この写真も東京タワーの展望台のガラス一枚一枚を繊細に描き出しているのが見ていただけますでしょうか?

(Leica M10 Monochrome+Apo-Summicron 50mm F2.0 ASPH.)

麻布十番方面から撮影した一枚。色がないのに、存在感やディテールを強く感じられると思うのは自分だけでしょうか?ライカの最高峰レンズのひとつアポズミクロン50mmを組み合わせて今回は撮影しましたが、圧倒的な描写性能に”現実に見ている以上の景色が写る”感覚はこのレンズならではでな無いでしょうか?

(Leica M10 Monochrome+Apo-Summicron 50mm F2.0 ASPH.)

前回ご紹介した開業したばかりの麻布台ヒルズからの東京タワー。どんどん東京が開発されてもスカイツリーが出来ようとも個人的にはエッフェル塔のようにずっと東京を見守ってくれているシンボルのような存在でこうしてビルの谷間から見えると嬉しくなります。

(Leica M10 Monochrome+Apo-Summicron 50mm F2.0 ASPH.)

麻布台ヒルズの有機的なアーキテクチャから覗く東京タワー。M10Monochromeの凄さはこの暗部と明部の写実性というか再現性というか難しいシチュエーションなのにここまで描ききる描写能力は現像なしに撮って出しのJPEGでここまで表現してくれるのは、撮影者の技術を大幅に上回る感じすら漂います。

(Leica M10 Monochrome+Apo-Summicron 50mm F2.0 ASPH.)

こちらも麻布台ヒルズからの一枚。不規則でアシメントリーなアーキテクチャと相反する東京タワーの直立ぶりが個人的には好きで撮った一枚です。コンテンポラリーダンスを披露するパフォーマーも東京のごった煮感を感じて好きです。

本編ブログではその他の作例や個人的におすすめしたい”東京タワーが1番キレイに見えるポイント”などにも触れていますので、興味のある方は下記リンクよりお楽しみいただけたらと思います。
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