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号令の目的は何か


皆さんこんにちは!英語教師のJOYです!
前回の宿題に引き続き、学校の当たり前に問いを立ててみます。
今回は号令です。
号令はなぜ必要なのか。その目的は何か。
一緒に考えていきましょう!

1. 授業をスムーズに始めるために

授業の始まりには号令をかけることが当たり前だと思います。
では、号令の目的は何か。
もしも授業をスムーズに始めることが目的であるならば、
号令以外の手段でもいいのではないか。
そこで昨年度から取り組んでいるのは
テストから始める」ことです。
単語テストや文法テスト、リスニングテストなとの短時間で終わるテストです。
この本を参考にして、開始のチャイムと同時にテストを始めるようにしました。

とても静かに、時間ピッタリに始められます。
さらにメリットはスムーズな開始だけではありません!

2.  教師は指示を出さない


カリフォルニア州、ハリス小学校の校長先生の言葉です。

「課題は日々張り出され指示はいらない
静かにやりなさい、も言わなくていい
その間に教師は出欠確認」

世界最高の学級経営-成果を上げる教師になるために

これを基にテスト形式を導入しました。
まず、テスト内容を電子黒板に表示しておきます。
テスト範囲の見直しをしたい生徒は、チャイムの数分前から座って勉強しています。
当然、私語も少なくなります。とても静かです。
ここで大切なことは自らの意思で静かに勉強していることです。
座りなさい、静かにしなさい、という教師からの注意は一切ありません
教師は出欠確認も簡単にとれます。

3. 自由進度のテスト

もちろん時間ギリギリに着席する生徒もいます。しかし、JOYの授業内テストは一斉開始ではありません。
制限時間を10分以内に設定しているので、
制限時間内に終わればオッケーです。
チャイムが鳴ってからでもまだ勉強できます。
ただ、解答時間が短くなるとやはり点数が上がりにくくなります。
すると、チャイム前に座ってくれる生徒が段々と増えてきます。
また、テストが早く終わった生徒はすぐに復習する時間が確保できます。
そうすると、テストを受け直そうとする生徒が出てきてくれます。
成績は上がるし、次の授業も早く着席してくれます。好循環です。
テストの受け直し制度はこの本を読んでから導入しています。

テスト受け直し制度は定時制高校用にアレンジが必要なので、試行錯誤を繰り返しています。
この受け直し制度の目的も生徒の主体的な学びにつながるようにしています。

4. ネームプレートの活用

号令をかけることなく授業をスムーズに開始する手段は他にもあります。
毎回、テストをする必要はありません。
アクティビティによるスタートの方法もあります。
その際に使用するのがネームプレートです!
高校は教科担当制なので担当する生徒がとても多いです。
それでも生徒を呼ぶ時に名前で呼ぶようにしています。

自分の名前を覚えていて、それを読んでくれるということは、まことに気分がいいものだ

人を動かす 〜デール・カーネギー

また、出欠の確認もとても容易になります。
それ以外のメリットもたくさんあります!
次回は活用方法について詳しくお伝えします。
是非、ご一読ください!
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