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一ヶ月に何首くらい短歌を詠んでる?


改めて、ざっくり数えてみました。

◆月詠について


「未来」の月詠は、月初(7日頃まで)にテーマを決めて、5日間くらいで10~12首くらい作ることが多いです。

「先週、山に登ったときのあれこれを10首にしよう」
「最近のメモに青いものが多いから、今月は青っぽい歌を集めてみよう」
「先月の歌会で“鍋”の歌を作ったときのメモが結構ある(作りかけのも3首くらいある)から、それをもうちょっとこねこねして10首作ってみようか」

みたいな感じです。

最初の頃は、独立した歌を10首作っていたのですが、テーマを決めてひとまとめに作った方がやりやすいことに気がついて、ここ何年かはそうすることがほとんどです。
3首くらい作ってみて、「このテーマ、そんなに広がらないや」ってなったら、テーマ選びからやり直すことも稀にあります。年に一度くらい。

余裕があるときは、多めに歌を作って、イマイチなのを外したりして10首にして、そこから一晩二晩寝かせてから清書をしています。
余裕がないときは、10首だけ作ってそのまま出しています。

毎月、だいたい13日頃に投函しています。(「未来」は15日が〆切。)

◆歌会について


月に4回ほど歌会に出ているので、そのための歌を、〆切の一週間くらい前からなんとなく考え始めます。
もっと前、歌会のお題が発表された直後くらいから、何か思いついたらスマホにちょこちょこメモしつつ。
どうしようもない駄洒落とか、単語だけのメモとか、なんでもいいのでとりあえずメモしておくと、のちのち意外と役に立つことがあります。

4回の歌会のうちの2回は、1首提出方式。「抒情歌会」と「天命歌会」で、どちらも笹先生の歌会です。
ほかの2回は1~5首提出。こちらは、地元「たらちねmama」の歌会で、月に2回あります。
合計、歌会用として月に4~12首くらい作っています。
(歌会は、日程が合わない月は無理せず休んでいるので、もうちょっと少ないかも。)

さっきの月詠もそうでしたが、「1首だけ作ろう」とするより、何首か作るつもりで始めた方が、結果的に1首ずつの収まりが良い気がしているので(1首に詰め込まなくなるから?)、「1~5首提出」の歌会には3~5首を持っていくことが多いです。

◆ 賞について


「短歌研究新人賞」「角川短歌賞」「歌壇賞」などの賞には、年に2つくらい、出せたら出しています。ひとつの賞あたり30~50首。
〆切の1~2ヶ月前になんとなくのテーマを決めて、少しずつ作り溜めをしつつ、でも結局半分くらいは最後の一週間でガーッと作ることになります。
計画性よ……。

◆ ネプリ企画などについて


そのほか、Twitterでおもしろそうなネプリ企画などを見かけて飛び入り参加したり、お誘いに飛び乗ったり、ということもたまにしています。
これはあまり多くなくて、年に10首くらいかな。5首を2回、くらい。
ネプリは、元から募集テーマがあることがわりと多いので、月詠や歌会前と同じような感覚で、一週間くらいで作ります。

◆ いつからこの量を?


「未来」に入会してから最初の3年くらいは、月詠10首と歌会2首のみでした。
それと、7月に「未来賞」20首を出せたら出す感じで。
あとは、「全国短歌大会」みたいな、1首で参加できる賞に出す分を、年に5首くらい。

4年目くらいに「未来賞」を頂いたのですが、そのとき、絞りきった後の脳で「受賞後第一作」(20首)を作ったのが無茶苦茶大変だったので、「こりゃいかん」と思って。
その授賞式のときに、先輩の本多真弓さんから「角川みたいな賞に応募してみるといいよ。結果はともかく、まとまった量を作ることで、歌を作る体力みたいなものが鍛えられるから」とアドバイスを頂いて、翌年くらいから「短歌研究新人賞」に送れたら送るようにしています。

6~8年目くらいのときは、「短歌研究」に詠草を月5首送っていました。
その理由は、「諸々の賞で全く結果がでなくて、何か違うことをやってみたくなった」のと、「あまりにも笹先生におんぶだっこしてもらいすぎでは?」という武者修行的な気持ちが半々くらい。

7、8年目になって、地元歌会「たらちねmama」の活動が本格的になってきたこと、「未来」関係でいろいろ担当させていただくようになったこと(「年間賞」の一次選考や「工房月旦」など)、ちょっとだけ賞にからめるようになって何か憑き物が落ちたことなどから、「短歌研究」の詠草提出はここまでとしました。
その代わり、「短歌研究新人賞」だけではなく「角川短歌賞」「歌壇賞」「中城ふみ子賞」など、年2回くらい何かに応募できたらすることに。

◆ 一ヶ月に詠んだ歌の最低数&最高数は?


最低は、たぶん5首くらい。
5首に、未発表の過去作品を混ぜてなんとか10首にして月詠を出しただけ、みたいな月がたぶん過去に5回くらいあります。

最高は、たぶん70首くらい。
いつものに加えて、「中城ふみ子賞」の50首をガッと作ったので……計画性……。

◆ 歌が作れないとき、どうしてる?


出かけてみる、図書館の子供コーナーで図鑑とかを読む、歌集を読んで刺激をもらう、あたり。
あと、寝ちゃいますね。笹公人氏の名作

シャンプーの髪をアトムにする弟 十万馬力で宿題は明日

『念力家族』

の下の句の精神で。この下の句、なんど反芻したかもうわからないくらい。

◆結論


まとめると、
・月詠+歌会で、月に20首くらい
・賞などが近いときは、月に30~40首くらい
・なんでもいいので先にテーマを決めちゃうと楽(個人の感想)
・メモは多ければ多いほど楽(個人の感想)

という感じです。
何かの参考になれば。

最後にいつものやつ(宣伝)。
本条の短歌が130首くらい入ってる小冊子ができました。よろしければ。

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