九州にはすごい特急が走っている (海幸山幸)
こんにちは紅油(ほんよう)です。
今日は宮崎県を走るD&S列車、海幸山幸について記述していきます。
注) 鉄道の記事ですが、車両や運行情報に関する詳細な知識は持っていない状況で書いています。あくまでも個人の主観により書いた記事であることをご了承いただければ幸いです。
コンセプト
コンセプトは、
とあります。コンセプトに負けず、乗車中は海を横目に見つつ片側は山沿いを走るコースを走っており、他のD&S列車に比べてより自然の景観を楽しむ事ができます。
なお列車名の「海幸山幸」は「古事記」などの神話に登場する神様、「海幸彦」「山幸彦」が由来のようです。この神話については車内で紙芝居にて説明があります。是非乗車し物語を直接聞いてみてください。
運行区間
運行区間は宮崎~南郷まで。1日2往復の運行です。基本は土・日・祝日運行となります。
途中で他線への乗り換えが難しい + 南郷から先は志布志で路線が切れてしまうため、片道だけ利用するということが難しい区間です。
南郷や手前の日南まで行き、現地を観光してから宮崎まで帰ってくるのがおすすめです。
乗車日記
2022/5、宮崎~南郷の往復で利用しました。
乗車後鹿児島に向かう予定だったため、南郷で途中下車はせず帰りの便にすぐに乗り宮崎へ帰るという弾丸旅程でした。
まず驚いたのがその車体。海幸山幸は車体に木が使われており、木目も微妙に異なるため、鉄道というよりかは手作り感?があって。すごく良かったです。
内装も木をふんだんに用いたデザインになっており経年劣化によりすごく味のある雰囲気になっています。
青島あたりまでは田園(+マンゴーのビニールハウス?)沿いを進んでいくのですが、その後は少しづつ海沿いを走るようになってきます。
大きな見どころは2つ。一つは鬼の洗濯板と呼ばれる海岸地形です。
これは2つの異なる地層が隆起した後、柔らかい層が波に現れ硬い砂岩の層だけが残ったものを指します。独特なゴツゴツした地形は他の地域ではなかなか見ることのできないものです。
もう一つは南郷近くにある七つ岩。海の上の小島に7つとんがった岩が連なっていることからこの名前がついています。
両方とも綺麗に見えるスポットに到着した時には列車が速度を落として走行するため、じっくりと楽しむことができます。
宮崎〜南郷までは片道約1時間半ほどです。
景色を見ながらのんびりとしているとすぐについてしまう距離なので、是非宮崎観光の一つとして組み込んでみてはいかがでしょうか?
ありがとうございました。
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