見出し画像

「お聴聞手帖」とサラリーマン流「メモの取り方」

※このnoteは、浄土真宗にご縁のある方向けの内容です。

みなさんは、お坊さんのお話(ご法話)を聞いた後に、
「あのお坊さん、なんか"いい話"をしてたなぁ…」
「でも結局、何を言っていたんだっけ?」
などと、モヤモヤした経験はございませんか?

このnoteでは、メモを取る重要性や方法とともに、ご法話をお聴聞させていただく際のポイントを執筆いたします。

そもそも「法話」と「聴聞」って?

法話とは
阿弥陀如来の救いの法(みのり)を讃嘆すること。

法話の作り方 - 浄土真宗本願寺派総合研究所

説教や説法とも呼ばれることがありますが、浄土真宗においては「法話」と呼ぶことが一般的です。

聴聞とは
仏さまのお話(ご法話)を聞かせていただくくこと。

【フォト法話】仏法は聴聞に極まる - 順光寺

お聴聞は、自分自身と出逢う場でもあります。
これは、私が「煩悩まみれである」ことに気づかせていただくことです。

自己中心的に物事を考えて生きている私。
阿弥陀如来の救いのターゲットは、紛れもなくこの私です。
「私は阿弥陀如来のお慈悲の中にいる」と、そのように聞かせていただくのが「お聴聞」であります。

このことについては、こちらをお読みください!↓

メモを取る重要性

みなさんは、お聴聞をする際にメモを取りますでしょうか?
メモを取ることは、お聴聞において非常に重要であると私は考えます。

私は普段、サラリーマンとして会社に勤めております。
ビジネスシーンにおいては、日々の打ち合わせや会議をはじめ、企画や報告等のレビュー、アイデア出しなど、メモを取る機会は頻繁にあります。

すなわちビジネスマンにとっては、ノートやメモ帳は「必携アイテム」と言えますし、メモを取ることは、どんなシーンにおいても役立つ「基本的な業務スキル」です。

また、メモを取るメリットに、次の4つが挙げられます。

【メモを取るメリット】
①仕事の振り返りがしやすくなる
②自分の理解度が目に見える
③同じことを何度も質問せずに済む
④不安を取り除ける

仕事でメモを取る意味とは?メリット・デメリットを解説

これは、お聴聞においてもすごく役立つポイントではないでしょうか?
分からないことを分かった気でいることは非常に危険です。
自分の今の理解度を整理し、後で振り返ることで不安を払拭できます。

しかし、「私はメモを取るのが下手・・・」「メモってどうやって取ればいい?」と悩む方も多いと思います。
そうです。「メモの取り方のコツ」までは案外誰も教えてくれません。
ですが、メモを取るのが上手い人こそ、驚くほど仕事(アウトプット)ができるのです。

メモを取るコツ

私がメモを取る際、よく使う方法があります。
それは、「コーネル式ノート術」という方法です。

「コーネル式ノート術」とは
アメリカのコーネル大学で開発された方法で、ノートやメモ帳のページを大きく3つのエリアに分けて情報を整理する方法です。

新社会人必見!仕事で役立つ「メモの取り方」と「メモ用ノート ...
(一部抜粋)

【コーネル式のメモの取り方】
①図のようにページを3つのエリアに分ける
②Aのエリアに箇条書きなどで簡潔に会議や打ち合わせの内容をメモしていく
③Bのエリアにポイントや重要事項、キーワードや疑問点などを記入
④Cのエリアに会議の要約・決定事項など、「まとめ」となることを記入

新社会人必見!仕事で役立つ「メモの取り方」と「メモ用ノート ...
3つのエリアに分けてメモを取る!

この方法を使ってメモを取ると、
後から見返したときも情報がごちゃごちゃせずスッキリ整理されるので一目瞭然ですし、何より頭を使うのでその時の状況を鮮明に記憶することができます!

お聴聞手帖

これまでお伝えしてきたように、お聴聞においてもメモを取ることで、後で法話を振り返ることで学びを深めることができますね。

ここで私が紹介したいのが、「お聴聞手帖」です。

お聴聞門帖(黄色と紺色の2種があります)

「お聴聞手帖」とは、本願寺派備後教区の「備龍会」という集まりで記念に制作された、いわゆるお聴聞専用の手帖です。

かわいいデザイン

まず、目に飛び込んでくるのは可愛らしいデザイン。
黄色と紺色の2種類の表紙には、エンボス加工された箔が入っており、つい手に取りたくなってしまいます…!

また、中を開くと温かいイラストやキャラクター達が出迎えてくれます。
なんだか、持っているだけで気分が高まりますね♪

とにかく”あたたかいデザイン”なんです!

お聴聞のためのギミック

「お聴聞手帖」は、まさに「お聴聞」のために設計されています。
ページの配置や「法語掲示板」、「いろいろコラム」など、メモ以外にも豆知識やお聴聞に役立つ情報が満載で、細部まで工夫されています。
そしてなんと、1冊で「48座分」のお聴聞をメモとして残すことができます!(48という数字にシビれますっ)

実際に使ってみた

記念すべき第1座目ですが、「コーネル式ノート術」でメモを取らせていただきました。
(オンライン法座のお聴聞になります。)

このように、ご聴聞させていただいたご法話をメモすることで「自分が忘れないためのメモ」にもなりますし、見える化することで「周りの人への共有」が可能になりました。
そして、次も、その次も、どんどんご法話をお聴聞したい気持ちになっている自分に気づかせていただきました笑

(字が汚くて恐縮です…笑)

大事なことは何よりも「継続」すること

「お聴聞」は、浄土真宗では昔から非常に大切にしてきた文化でもあります。

「お聴聞手帖」は、単なるメモ帳ではなく、繰り返し何度もお聴聞をさせていただく重要性を教えてくれる手帖であると私は味わっております。

備龍会さんのWEBページにも書かれておりましたように、
聞く(お寺に参るという体験)、書く(感じたことを書き記し振り返って繰り返し味わう)、知る(仏事の作法や由来を知る)
という3つの体験を繰り返し行うことが大切であり、この「お聴聞手帖」を通して実現させていただけることを実感しました。

(私自身が怠惰な性格ですので、こんなことを偉そうには書けませんが…笑)

最後に…

みなさんもぜひ、「お聴聞手帖」を手に取って、新しいお聴聞の体験を実感してみてはいかがでしょうか?
今後のお聴聞を、より素敵なものに変えてくれることと思います。
興味を持った方は、ぜひ下記の備龍会さんのページから詳細をご覧ください!↓

合掌


#お聴聞手帖 #お聴聞 #浄土真宗

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?