見出し画像

円高と円安、実弾介入の比較論=戦術的に難しい「通貨防衛」

 外為市場でなおも円安傾向が続いています。円の対ドル相場は1ドル=147円台(9月14日時点)と年初来の最安値圏で推移しています。政府は口先介入を強めていますが、昨年秋と同様に積極的に実弾介入を実施するの難しいと考えられます。そもそも論ですが、円高と円安の双方における介入戦術を比較すると、円安阻止の「通貨防衛」が圧倒的に難しいと言えます。

ここから先は

1,909字
この記事のみ ¥ 250

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?