青春コンプの抜け出し方

「青春コンプレックス」という概念があってもいいはずだ。いや、筆者のような浅学無知の人間が思いつくような概念であるから、すでに誰か、かならず思いついた人があるはずだ。
すでに結束バンドが同名のタイトルの曲を歌っていたらしい。なんだ、もっと先に調べておくべきだった。

ここでの青春コンプとは、「学業以外の学生生活(たとえば部活動、友人関係、恋愛)でなにかやり残しや思うところがあり、そのことについて中学・高校を卒業した後でも苦悩している」と定義しよう。

大学に入ってからというもの、青春コンプレックスに苦しめられている人間を多くみる。この記事は、青春コンプレックスで悩む全ての成人に捧げられる。

結論から入るが、青春コンプレックスを解消することは不可能である。もし解決を試みようとした場合、社会的な制裁が待っている。しかし、和らげることは可能である。希望を捨てずに、この記事を読み終えて欲しい。

この記事が全ての青春コンプレックスに悩む陰キャ諸君の、悩みの解決の一助になることを願ってやまない。

青春コンプレックスに苦しむ人間たち

筆者は大学3年生である。人並みに学生生活を送ってきた。すると、「青春コンプレックス」を抱える人間に出会うことがある。大学進学以前の生活に、何か重大な後悔を抱えている。その程度が小さいものであればまだ良い。

しかし、その程度が大きいために、大学入学以後もぐちぐちとTwitterやInstagramで「お気持ち」を垂れ流すチー牛大学生が多い。あるものは高校生の尊さについて語り、あるものは高校時代の彼氏・彼女のことばかりを考え、あるものは大学同期が無能ばかりであることを嘆き、またあるものはツイッタラーになり学内で「長」として表向きは(表向きは!!)崇められる。だが、そこには虚しさが残るばかりである。

彼らが「同志」と集まった際には、自身の青春コンプレックスについて語り合い、傷を舐め合う。そこには何も生まれない。過去を振り返って前に進むどころか、過去に囚われ、今の生活をただただ(虚しく)送る。

コラム:楽しすぎてもコンプ発動

楽しすぎてもコンプレックスを発動することがある。このパターンも厄介である。高校や中学を振り返っては、高校入学後三ヶ月のノリをずっと引きずる。すなわち、「ウチらマジ最強だったよね〜()」というようなことになり、今の生活に刺激を感じられなくなる。
いうなれば、美味しいものを食べながらお金をもらいすぎてしまったせいで、自分が若くなくなったあとで大変な苦しみに襲われる『覚悟』がないままパパ活を始めてしまったパパ活女子に近い。特に別学に多い。おい、そこのお前だ。いい加減卒業しろ。
なによりそういった輩は頼んでもないのに後輩の部活に顔を出し、求めてもいないしためにもならないことを延々と…ごめんなさい、本題からずれました。


青春コンプレックスを解決することはできない

青春コンプレックスを解決することは不可能だと考えていい。第一に、過去は変えられない。学歴コンプレックスであれば、上の大学に受かることができれば解消される。貧乏コンプレックスであればお金をたくさん得ることで解決できる。
だが青春コンプレックスは違う。「その時にしかできなかったもの」に対してコンプレックスがあるので、代わりに何かを手に入れても解決することは難しい。いまから高校生になることもできない。たとえ、高校生の頃好きだった相手と再び付き合ったとしても、「高校生の頃の理想の恋愛」をしているわけではない。その頃、きっとその相手は一軍の男女とよろしくやっていたはずだ。

コラム:青春コンプレックスを「解決」しようとすると?

青春コンプレックス強引にを解決しようとすると、ろくな目に合わない。JK
に手を出して逮捕されるおじさん、大体が「コレ」ではないだろうか。
あと、ホストクラブに通い詰める人もそんな感じするよね(偏見)。読者諸君の中からタイーホされる人を出したくないので、皆さんは早めに適切な処置を行なってください。

捉え方を変えることで、あなたのコンプレックスは軽減される

解決はできないが、軽減はできる。
①今の自分はそれなりに魅力があると認める
②「青春時代の過ごし方が①に影響を与えている」と考える

これだけ。
まずは今の自分を認めてしまいましょう。青春コンプレックスを抱えているそこのあなた、実は今の自分に未熟なところを抱えているから、コンプレックスになっているのではないでしょうか(もし今の自分が”満足のいく自分”であるとしたら、過去のことで振り返るだろか?いや、振り返らない)。
しかし、そんなあなたでもどこかに魅力があるはずだ。人にはそれぞれ魅力がある。どんなにウンコみたいなやつでも、必ず魅力がある。その魅力を自分で発見しましょう。
そして、この魅力が形成されたのは、青春時代のコンプレックスがあったからではないか?自分がこんな人間なのは青春時代の過ごし方のせいなのではないか?と考えるべきである。
めちゃめちゃ端的にまとめると、過去を棚卸して、自分を認めてしまいましょう、という話だ。

傷が深くなる前に、早めの対処を

傷が深くなると、より抜け出すのが困難になります。みなさん、対処はどうぞお早く。いい感じの自己分析(?)の方法を貼っておくので、時間のある人はやってみてください。

それではみなさん、良い1日を。


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