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いずれ醸成していく今この時に感じられる気持ちを噛み締めている。

昨日は愛する2人の旅たち前にひと時の“間”を過ごした。久しぶりにあってもいつも昨日の続きのような会話ができるとは、身体の距離はあれど魂の距離はさほどないのだろう。尊い。 

帰りに車で送ってもらい、何気ないフレーズとニュアンスの中でこれまたここ数年を思い巡らせるわけで。大人の感傷タイム、特権といったらそうなのだろうけれど子ども達と関わっている身からすると時間経過によって感慨に耽るという行為そのものが老いを感じて醜くて美しく感じる。

先の会話で親友が、「自分で撮った写真と共に旅に出て時間経過した後の自分とその写真との関わり方はどう移り変わるのだろう?」と言ったのを思い出した。

過去は常に変わっていく。その表情は、明日を生きる限り常に。そんな当たり前さを横目に、いずれ醸成していく今この時に感じられる気持ちを噛み締めている。時間は一方、空間は変わらないという錯覚。サヨナラだけが人生だ。

またもや引用してこう。 

“How lucky I am to have something that makes saying goodbye so hard.”
サヨナラを言いたくない人がいるなんて、僕はなんて幸せなんだろう。

Winnie-The-Pooh

記憶が乏しく忘れっぽい体質であっても写真や動画、道具に保存されたデータが思い出させてくれる。1秒前の自分は1人であっても独りでは無かったのだと。

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