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移動が多い生活@フォルケホイスコーレ

デンマークでの4ヶ月間で得たことの一つは「意外とどこでも生活できる」という実感でした。その理由は移動の多さです。

学校の行事としては下記がありました。
1.1泊2日のショートトリップ
2.4泊5日のスクールトリップ

コース終了後は
3.寮の部屋→別の寮の部屋へ移動
4.学校→コペンハーゲンで部屋を貸してくださる方のお家へ移動
5.コペンハーゲンで上記のお家→ホテルへ移動
6.コペンハーゲンのホテル→成田空港近くのホテルへ移動

日本に帰ってきてからも
7.成田空港近くのホテル→自主隔離の部屋へ移動
8.自主隔離の部屋→実家へ移動

フォルケホイスコーレでの4か月と、実家へ帰宅するまでの半月で約8回の移動を経験したことになります。

学校の旅行ではボストンバック1個位の荷物しか持てませんでした。
移動に使う車が自前なのでともかく荷物を少なくすることを求められました。みんなが好きな量の荷物を持ち込むと車に乗せ切れないからです。

その他の移動では、90Lのスーツケースに持ち物の全部を詰め込んでの移動です。スーツケースに入らないものは容赦なく捨てて移動してきました。
自力で運べない荷物は、諦めるしかありません。基準はスーツケースに入るか?と自力で運べるか?の2点です。

日本での自主隔離の部屋では調味料や食材は自分で買う必要がありました。約2週間で食べきれる量、必要最低限の調味料を調達しました。

こんな生活をしてみると、自分にとって必要なものは何なのか?ということが明確になってきます。「いつか使うかも」という不確かなものを持って移動し続けることはできません。

調味料については醤油が必要なのはもちろんですが、意外と「だし」がないと料理が美味しくなくて不幸なのだなぁとか気づきもありました。

デンマーク人は週末や夏休み、クリスマスにサマーフスという別荘に移動するという話を書きました。

こうやってこまめに、自分が暮らす場所を移動することでフットワークが軽くなり、新たなことにチャレンジすることへの抵抗が減りそうです。また本当に必要なものが何かを考える訓練により生活をシンプルにできます。
デンマーク人のおうちがシンプルかつ居心地がいいのはこういう訓練の賜物かもしれません。

私としても90Lのスーツケースに入る物さえあれば生活できる、という自信がつきました。台所があれば、何を買えば自分が好きなものを作れるのかも体得しました。(先進国では、という制限はありますが)

お金と、必要最低限の着替えがあればそこそこ快適に暮らせます。
生活って意外とシンプルなものかもしれません。

#デンマーク #フォルケホイスコーレ #スクールトリップ #シンプルな暮らし #サマーフス #移動

1. そんな!いいんですか!? 嬉しいです!! フォルケホイスコーレ作りのための勉強に使わせていただきます♪