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Hyggeと昭和な日本の関係性@デンマーク

フォルケホイスコーレでの生活は大まかにこんな感じでした。
7:30  朝食
8:15  モーニングサムレン(日本の朝礼っぽいもの)
8:30  デンマーク語
10:00 休憩
10:30 デンマーク語
12:00 昼食
13:30    選択授業(音楽、スポーツ、料理、クリエイティブなど)
15:00 自由時間
17:30  夕食

午前中の頭が冴えている時間に、デンマーク語の授業を受けていました。ハードではありますが効率的。また15:00に授業が終わると夕食まで2時間半も自由時間があります。夕食は18:15までなので、その後も寝るまでたくさんの自由時間があります。

日本で社会人生活を送っていた時代と比較すると考えられないくらいの膨大な自由時間があります。夕食後はそのまま食堂に残って、デンマーク人に助けてもらいながらデンマーク語の宿題をしたり、ボードゲームやカードゲームをしたり、お茶を飲みながらおしゃべりをしたり。「あまりに暇なので勉強してます」と言う名言?が出てくるくらいの時間の余裕です。

季節が秋から冬に向かっていたこともあり、編み物を始めたグループがありました。きっかけはデンマーク人の女子の行動でした「今日の夕食後、編み物を図書館でやるので興味がある人は来てください。編み針は予備があるので貸せるし、編み方も教えます。」

私は子供の頃に父方の祖母に教わって編み物をしていた経験もあり「懐かしいな」と思ってはいましたが参加はしませんでした。そのうちに日本人の女性たちが編み針と毛糸を調達し、学校が終わる12月ごろには自分用のセーターを1着編み上げて最後はなんと「着て」いました。ふわふわした毛糸でとっても暖かそう。手編みの良さがありつつ、デザインが素敵なのと網目が綺麗なのでとってもおしゃれ。編み出すと止まらないみたいで、夕食後のおしゃべりをしながら手も動かすとか、学校からスクールトリップへ行った時にも持っていくなどののめり込み様でした。セーターってそんな簡単にできるものなのか?と正直驚きでした。

冬の寒い時期にお茶を飲みながら、友達とお喋りしながら編み物をすると、とってもHygge(ヒュッゲ)な時間を過ごせます。

今の日本で20~30歳代の日本人が編み物をしているイメージがないです。でもここデンマークではその楽しさに目覚めるのが不思議な感じ。私が子供の頃=昭和に戻った既視感が… デンマークの素敵なところを探しに留学して、昭和な日本にもヒュッゲがあったことに気づくひとときでした。

#デンマーク #フォルケホイスコーレ #Hygge #昭和の日本 #編み物 #温故知新  

1. そんな!いいんですか!? 嬉しいです!! フォルケホイスコーレ作りのための勉強に使わせていただきます♪