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世界一のレストラン noma@デンマーク

お料理について印象が薄い北欧ですが、新ノルディック料理という分野を作り、世界から注目を浴びているレストランがデンマークのコペンハーゲンにあります。その名はnoma(ノーマ)
「自然との調和や地元の重視、食べる人の心を動かす食体験」を重視されています。

日本ではフランス菓子を長く教わり、その先生から美味しい日本料理、フランス料理、イタリア料理などのお店を紹介いただいて楽しんできました。地元関西には素晴らしいお店がたくさんあります。素晴らしい素材を集め、手間暇をかけて丁寧に料理されたお料理をいただくと心身ともに癒されます。ともかく美味しいものを食べることが大好きです!

また、私の母方の祖母は自家製の味噌、豆腐、こんにゃく、お餅などを作って食べさせてくれていたので、自然のなかで育ち添加物を使わない食事の美味しさを知ってしまっています。
究極の料理は、素晴らしい素材を見つけ、極力手を加えずに提供することなのではないかと思います。

世界中から予約が殺到するレストランに、日本からわざわざ行くのは難しいです。幸い今はデンマークに留学中の私。留学期間中に予約が取れれば、片道4時間程度かかるとしても行くことは可能です。

他のフォルケホイスコーレに留学中の女性が「ぜひ行きたいけど一人で行くお店でもなさそうだし、どうですか?」と誘ってくださいました。予約を取るにもいろいろな手続きがあるのですが全てを彼女が担ってくれて、無事予約が確定。

nomaのお料理はとても自然にこだわっていて、例えば「北欧には元々はレモンがないので現地の素材を使った酸味として蟻(蟻酸)を使う」などのエピソードが有名です。

高級なお店なのでドレスコードがあるのかと思えばお客さんはカジュアルOK、リラックスしてお料理を楽しむ趣向のようです。そういう意味では日本での格式ばったレストランとも違うようです。これは行ってみないとわからないなぁというのが印象でした。

実際に行ってみると、お店に入る前から案内の方が立っていてフレンドリーに挨拶してくれたり、オープンキッチンになっていてそこで楽しそうに声を掛け合って働くスタッフを見たり。給仕をしてくれるスタッフが親しみを持って説明してくれるので、ここは料理を含むエンターテイメントのようでした。一品一品にストーリーがあり、それに合わせた個性的なワインが提供されて楽しすぎます!!

結局12時半の予約でお店を出たのは16時半。その間、ご一緒させてもらった日本人同士で、留学生活のこと、デンマークでの食事について、日本の料理について、日本とデンマークの共通点、食べることと人生の関わり のようなことを喋りまくっていました。途中で時計を見ることも全くなくて、いつの間に!?という感じでした。

Nomaがどうしてここまで人を惹きつけるのかな?と考えてみました。ランチコースでも数万円になるので、nomaを美味しい食事を提供する「レストラン」と定義すると値段は高すぎるかもしれません。

Noma=レストラン ではなく  
Noma=食事にまつわる総合芸術  ←再定義
    (接客、お店のしつらえ、メニューができるまでのストーリー、
     楽そうに働くスタッフ コミュニケーションを促進させる機能を含めた)


今回テーブルを囲んだのは、リアルでお会いしたのは初めての三人でした。その初対面のメンバーで4時間楽しくしゃべらせてしまう、nomaのお料理のパワーは本当に凄いです。nomaはお料理だけではなく、この幸せな時間を提供してくれているのかもしれません。またいつか行けたらいいなぁ♪

#noma #新ノルディック料理 #総合芸術 #デンマーク #再定義    

1. そんな!いいんですか!? 嬉しいです!! フォルケホイスコーレ作りのための勉強に使わせていただきます♪