絵を描ける人と描けない人の大きな違い
先日面白いことがあったのでシェアしたいと思います。
■絵を描く人と描けない人の違いを知った
皆さんは絵が描けますか? 私は描けません。
なれるものなら漫画家になりたかったのですが、あまりの絵の下手さに諦めました。いまは無料で学べる「お絵描き講座」もたくさんあり、この時代に生まれていればワンチャン絵師になれたかもしれないなぁなどと夢想することもあるのですが…それはさておき。
先日、旧友たちと久々に逢うことになり、そのうちの一人が「興味のある展示会があるから美術館に行きたい」と言ったのです。
たまには美術館もいいだろうと気兼ねなく参加。とある写真家さん(浅学にして知りません)の展示会でした。
しかしですよ。
私、ほんっとに芸術というものに興味がないのです。
なので、その展示会を見ても全くどこがいいのか理解できない。仕方なく展示の横に書いてある説明を必死に読むのですが、それでも理解しがたい。
なんとなく
「赤い色が効果的だね」
「この人、靴が好きなんだろうな」
「この景色を文字で描写したらどんな風になるのかな?」
と考えるなどして展示を見て回りました。
で、その後で皆で評論会(?)になったのですが、やはり絵心のある人たちは「とても良かった!」と言い、私ともう一人(絵心を解さない人)は「説明書きだけ読んで終わった感じ」だった。
※それだけでもとても有意義な学びはあったので別に「時間やお金がもったいなかった」などとは思わないです。
■そもそも絵本の読み方が根本から違っていた
で、その際に絵心ある友人らが(謙遜して)言うのです。
「私だって特別絵画に関する教育を受けてきたわけじゃない。普通の子供と同じように、絵本を見て育っただけ」だと。
しかし私と絵心を解さない友人はそれを訊いて驚きました。
「え? 絵本は文字を読むものじゃないの?」
「ストーリーを楽しむものであって、絵は背景に過ぎないと思ってた」と。
我々の返答に、相手も驚き。
なるほど、絵本って、「絵」を見るモノだったんだ! と40歳を超えて初めて気付いたという(笑)
■「描き方を教えてほしい」我々、「描き方は教わるものじゃない」という相手
みている世界が根本的に違っているという事実にお互い驚きまくった休日。
もちろんどちらも悪いわけじゃないことは分かっています。ですが、どこに注視してみるかでここまで育ちに影響するのねーと感心してしまいました。
絵心ない我々グループは「小学校の時に『自由に絵を描きなさい』と言われるのが苦痛だった」という話をしました。
それに対して絵心あるグループは「そんなもの見れば分かるじゃない」という。
そう言われても、その『描き方』が分からないんだよッ!
悲しいすれ違いが続きました(笑)。
だから何だという話なのですが、視点が違うとこうも見えるものが違うんだなと知らされた出来事でした。
絵本は、絵を、見るもの!!!!(驚)
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