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「好き」を仕事にしたときの弊害

いま私は掃除好きが高じて自分一人で家事代行業(整理収納業)をしています。掃除中心に家事などをお手伝いする仕事です。今のところ調理は承っていませんし、ベビーシッターなどは資格の都合でできませんが。

そんな私ですが、おかげさまで独立して3年以上が経過。
お客様もぼちぼち増え、しかもそのお客様が「もっと回数を多く来て欲しい」と言ってくださり、毎日を小忙しく過ごさせてもらってます。

「好き」を仕事にして、いまのところ悪いことなどひとつもない! と胸を張って言えます。
お客様にしてみれば、大手の会社と契約した方がいいのでしょうが…むしろ大手の会社だと「どんなスタッフが来るか分からない」「毎回スタッフが変わると引継ぎをきちんとしてくれるか不安」などといった声があるらしいです(もちろんスタッフを固定できる大手企業もあるわけで、これだけが私の売りではないでしょう)
もし私に万が一のことがあったら(たとえば急に交通事故で亡くなるとか)、引き継ぎもできぬままにお客様にご迷惑をおかけすることだってあります。なのに、私がいいと言って下さるし、そのために「無理はしないでね」と労わってもらえます。大手で同じ仕事に従事していた時は感じなかった労わりをひしひしと感じ、むしろヤル気に満ち溢れている状態。

なのですが、唯一「好き」を仕事にすることの弊害を見つけました。
それは、「やりすぎてしまう」ということ。

たとえば、とある仕事を1000円で引き受けたにもかかわらず、1500円分の内容をやってしまいそうになるということ。
好きだと、やりすぎても苦にならないんですよね。むしろ「喜んでもらえるならこれくらいサービスしちゃおうかな♪」と嬉々として励んでしまう。

でも、これ、絶対にやっちゃいけないんです。
「何事も冷徹に、ビジネスライクにやらなきゃだめ」というわけではなく、
私が仕事をやりすぎることで、周辺の同業者の金額に影響を及ぼす可能性もあるということ。
また、1000円で引き受けて1500円の仕事をこなしてしまうということは、自分の仕事を値切っていることになります。自分を安売りすると、「この前はこれだけの仕事をしてくれたのに、今回はこれっぽっち?」とお客様を落胆させることにもつながります。

常に安定して同じ品質の仕事をしていくためにも、やりすぎは厳禁。
未来の自分と同業者のために。そして最終的にはお客様に安定した品質の結果をお届けするために。



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