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春の息吹を感じる

自宅に閉じこもっていると忘れてしまいそうになりますが、そう、実はもう季節は春から初夏に移りつつあるんですよね。

田舎の春はとても忙しいです。タケノコが伸びまくるし、一気に草が生えまくります。田舎は自然が多くていい、自然な生き方がしたい、という人が多いですけど、ぶっちゃけ我々は自然に追いたてられて生きてますからね。
タケノコだって、都会では高級食材らしいですが、こちらでは「竹害」という言葉があるくらい。放置された竹が地下茎を伝って民家の床下から伸びてきて、家をぶっ壊す現象が起きます。こうならないために、誰も食べやしない竹をひたすら掘らなきゃいけないんです。
「掘ったら売ればいいじゃない」って? 田舎ではみんなタケノコ山を持ってるので、わざわざお金を出してまで誰も食べやしません。「その辺に転がしておけばいい」っていいますが、タケノコってほぼ100%食物繊維なので、なかなか腐らない。ということはなかなか土に還らないので場所も取るんです。しかも下処理するのに数時間は煮込むんですけど、そのガス代(もしくは電気代)を考えると調理もしたくない。
不要なタケノコをどうやって他人に押し付けるかにみんなが頭を悩ませ、「誰かタケノコ貰ってー!」という悲痛な声を聞くのが田舎の春の風物詩です。

そんな中、タケノコ山を持っていない私はありがたく下茹でされたタケノコを貰ってくるのですが、一度でも「貰いたい」といったら、一般家庭には困る量のタケノコを押し付けられます。(おそらく今年はすでに30本くらいいただきました)
もちろん無駄にはしたくないので、こういう場合は「干す」に限ります。

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干し方も簡単で、煮たタケノコを細く切って、ザルなどに並べて天日に干すだけ。3日間ほどお日様に当てて、カラカラに乾けばOK。真冬に干しタケノコで筑前煮を作ると美味いんだなぁこれが!

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ザルが足りないので干し野菜ネットもフル活用。

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▲ついでにドクダミ茶も手作り。よく洗って干して小さく切って保存するだけ。

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▲裏庭から取ってきた蕗。

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▲自生してる三つ葉も。

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▲こちらは以前挑戦したドライキウイ

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▲ミカンも干してみた

みなさんも、「せっかくたくさん買いこんできた食材が腐りそう!」という場合は先に干しておくといいですよ。栄養価も味もぐんと上がるし、長期保存(しかも常温で)が可能になりますし。大根とか人参とか、生のシイタケとか特に。フルーツは果汁が零れる可能性があるので、ネットタイプのものに入れて、下にクッキングペーパーを敷いておくといいかも。

普段はなかなかこういう作業ができないので、自宅待機中にはたくさん在庫を作っておこうと思います。
家に居ながら、「生きてるな」って実感できるので、干し野菜を作るのは結構楽しいしおススメです!

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