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張り過ぎた予防線のおかげで自滅している人

私は公言している通りオタクで腐女子なのですが、ツイッターを始めたばかりの頃、驚いたことがあります。
ヲタクならみんなプロフィール欄に「好きなもの」を書くのだと思っていたのですが、どちらかというと「苦手なモノ」を列記しているのです。
(オタク風にいうと「〇〇が地雷です!」という書き方ですね)
それどころか「私はこれが苦手だとわざわざ表明してやってるのだから、お前らが私に対して配慮しろよ!」とでも言わんばかりのもの。

これ実は本気で、「オタク特有の回りくどい表現」だと思っていたのです。
落語「まんじゅうこわい」のように、実は大好きなものをあえて「苦手なモノ」と表記することで、それを欲しているのだな、ではその作品をお届けせねば…と(やらなくてよかった)。
だって、みずからネット上に弱点を表明するとか、ありえないと思ったんですよ(笑)
そもそもそんなに地雷ならネットから遠ざかればいいのに、あえてネットに常駐し続けているということはそんなに地雷じゃないってことよね? とさえ思っていました。

これ、本当に止めた方がいい…。
もちろん、本当に苦手で苦手でたまらないから表明しているのでしょうが、上記の通り、自分の弱点を晒して相手に配慮を求めるやり方は、悪手も悪手。
実生活で「私は〇〇アレルギーなのでこの食べ物は遠慮します」というのとはわけが違います。

というのも。
昔、詐欺師や押し売りなどの人を特集した番組を見たことがあるのですが、
ああいう人たちが一番狙うのは、弱点を自ら公表している人なのだそう。

でも、「実生活で弱点を公表している人なんか、そうそう見かけないよなぁ?」と不思議に思っていたら、なんと、玄関ドアに「セールス・勧誘、お断りします」という張り紙をしてある家庭がターゲットになるのだとか。
つまり。「セールス勧誘はお断りします!」と公言しているということは、「私はセールスや勧誘に弱く、強く出られるとつい買っちゃったり勧誘されたりするちょろい人間なので、狙い目ですよ」と公言しているに等しいのだそうで。

考えてみれば、ネット上で「私はこれが苦手なのだからお前ら配慮しろよ」と臆面もなく言う人というのは、誰かから強く言われたりするのに弱い、だから、割と簡単に篭絡できちゃう人。

って思うんだけど、やっぱりそういう人が(特にTwitterには)多いんだよなぁ…。

もちろん、病気などがあり、本当に社会の配慮を求めなきゃいけない人もいる。なのに隠していらっしゃるのは、こういう有象無象が寄ってくるのを防ぐためなんでしょうね。

今朝はちょっとゆっくりnoteを拝読する時間があり、野本さんのこちらの記事に「怒られないために予防線を張る人」のケースがあったので、ちょっと便乗して。
軽々しく予防線を張り続けると。自分自身の首を絞めちゃうかもよ、って話でした。


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