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片付けられない理由を建築士さんの視点から書いてくれていたけど、やはり同じことを仰っていた

建築士さんの視点だと、何か新しい発見があるのかも! と思い拝読した記事なのですが、やっぱり「家が片付かない理由」って誰の目にも同じなんだなと再認識しました。
※引用記事は時おり消えることがあるので中の文章を引用させていただきますね。

■「家自体に問題がある」ワケではない

もちろん「収納が全くない」とか特殊なケースはあるかもしれませんが、ほとんどの場合、片付かない理由として、あまり家そのものに問題はない…のだそう。
そうですよね…。
でも、結構なお家で「冷蔵庫が小さいからキッチンが片付かない」「靴箱が小さいから玄関が片付かない」などの訴えを聞きます。

自分以外のモノに責任を転嫁した方が気が楽ですし、自分を責めなくて済むのですが、根本的な解決には結びつかないことがお分かりいただけるかと思います。

■「日本人の多くが片付けられない理由」はやはりこれしかない

メインの話はこちらになります。
日本人が片付けられない理由をこの記事では2つ記していますが、その1つがこちら。

(1)子供のころに片付けることを教えてもらわなかったから

また、これを深掘りして「日本では、片付けにおいて“絶対にやってはいけないこと”が定着している」と記事は指摘しています。

それは「親が子供の部屋を掃除する」ということ。これにより、子供が自ら片付けるスキルを積む機会が奪われてしまいます。

良かれと思ってやっていることは重々承知しているのですが、子供の自立の機会も奪うのが「親が子供の部屋の掃除を勝手にしてしまうこと」。
これがどういうことなのかはこちらのnoteに書いているので、よければ読んでみてください。

「そうはいっても部屋の掃除の仕方は親が教えなきゃダメでしょ!?」
…と言いたい気持ちも分かりますが、学校ではそうじゃないですよね? 

たとえば掃除の時間に、先生が掃除を全部やってしまったりはしませんよね。
掃除のやり方を説明し、出来るまで根気強く見守る。もちろん出来る子と出来ない子の差はありますが、「教える」というのは「全て親が肩代わりする」ことじゃないんです。

片付けを教えるなんて、そりゃぁ面倒です。投げ出したいです。
親が代わりにやってしまえるのならやってしまいたいと思うのも頷けます。
けど、子供自身に学んでもらわなきゃダメなんだよね…。

最近感じていることなのですが、
「子供に片付けを教える」って言うのは、子供にトイレトレーニングを教えるのと同じようなものだな、と。
すごく面倒だし、やりたくない。子供によって習得の度合いも全然違う。
でも、教えなかったら、子供はずっとおむつ穿かせたまま、「ママがやってくれる」と思ってしまう。教えなかった分だけおむつ代も余計にかかるし、ずっと親が手を引いておむつを替えてやらなきゃいけない。
しんどくても子供のうちに教えてあげないとお互いに苦しむんだよな…。

子供のお片付けの現場にお伺いすると、片付けを勉強しなきゃいけないのはむしろ親御さんの方だったりします(;^ω^)

「でもでも、子供の部屋にはおもちゃやモノが多すぎて、子供だけでは到底片付けなんてできません!」という方。
子供だけでさばけないほどのモノの量があるとするなら、恐らく子供にとってキャパオーバーの量だと思いますよ。
これについてはまた後日書きたいと思うのですが、ちょっとね、日本の広告の在り方とかも考えなきゃいけないと思っています…。

さてもう1つの理由がこちら。

(2)日本人は「ものが多すぎる」

日本では「他の先進国に比べて物が圧倒的に多い」ということはすでに実証されているそうです。(記事内を参照ください)
ちなみに、

お金持ちの人になるほど物が少ない傾向があります。一説によると、お金持ちの持ち物が7,000個くらいなのに対して、一般の人は20,000個と言われるほど。

そんなわけない、と思いますよね。むしろお金持ちの方がたくさんモノを持ってるような気さえしているのではないでしょうか。
実際は真逆です。実際に色んなお家に伺いますが、お金持ちの家からは出るゴミも少ないですし、お金持ちの家がきれいなのはモノが少ないからだと実感します。

最近思ったのですが、我々は「買い物に行きます」よね。
そうすると売り場に色んなものがあって、目移りして、あれこれ買ってしまいます。
ひどいときには「サイズが分からないからサイズ違いの商品も何点か買っておこう」なんて時もありますよね?

お金持ちの家では、デパートの外商さんが、お望みの品を数点持って家に来てくれます。
「カーペットが欲しいの」と言われたら、実物を数点だけ持参して担当の営業マンが家までいらっしゃいます。その中から好みのモノを選んで、おしまい。

「カーペットのついでにあれもこれも」とはならない。きちんとサイズも図ったものを持ってきてくれますので、変な買い方をしない。半額セールの札に踊らされてしようもないものを買ったりしない。

家具を買うにも、安い組み立て家具なんか買わない。
立派なものを買うから、長く使えて結果的にお買い得。その反対に、我々は組み立て家具を買いますが、段ボールやら緩衝材やら大量のゴミが出ます。品質も悪いので長持ちしません。そうやって定期的にゴミを生み出しているわけですね。

お金持ちの買い物は、「物が少ない」買い物の仕方なんだなと、痛感しています。

庶民の我らは「バーゲンセール」と言われると何か買いたくなる。買いたいものないのに、「買わなきゃ損!」くらいに思ってる人もいるくらい。
これがモノを増やす原因の一つであり、その結果暮らしにくい環境を自ら作ってしまっている。

さてはて。あなたの家は片付いていますか?



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