中学男子とシンガポール直感2人旅:飲み物編
直感で動く中学生の息子氏と
調べて動く私の
シンガポール2人旅の記録、飲み物編です。
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子どもの頃の私は、草むらの野イチゴ食べていた野生児だったのですが、息子氏が生まれてからは、義理のお母さんにきたえられて、すっかり潔癖&心配性みがつよくなりました。
旅行前に息子氏が
「シンガポールにお寿司屋さんがあるんだって!!」
と言い出した時などに
「へー。そうなんだ!
でもさ、暑い国だから、生の魚は心配だな。
おなかこわすと旅を楽しめなくなるから、お寿司はやめとこっか。
海外は衛生状態の悪い国だと氷なんかも気をつけた方がいいんだよetc」
などと言っては
ナマモノ要注意!
と息子氏に話していました。
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旅行初日
宿泊先のホテルの前で「あれ、飲みたい」と言い出した息子氏の指の先には・・・
生搾りオレンジジュースの自販機
び、微妙ーーーー
これほぼそこらへんの道ばたで売ってるカットフルーツだよな・・・
そうか、そこらへんの道ばたで売ってるカットフルーツも要注意は言ってなかったか。
この自販機、外はキレイだけど…
暑いよ、シンガポール。
ちゃんと中、冷えてんのかな。(失礼)
見えてるオレンジは大丈夫そうだけど、なんか抵抗あるのよね。(偏見)
もしかして品質管理のために皮にどかどか防腐剤まぶして、まんまジュースに入ってても嫌だし・・(偏見妄想)
旅先の一杯だからもしかしたらの防腐剤に目はつむるとしても、お腹こわしたりするのはやだなぁ・・
と逡巡した挙句、
「お腹こわすとシンガポールローカルグルメ食べ尽くせなくなるから、最終日にしたらどう?」
と言ってみたら、息子氏、すんなり納得してくれた。
良かった。
義母が息子の生後30日頃から「この子はちゃんと説明すればわかる、良い子だ」と言い続けて育ててくれたおかげかな。
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2日目
ブギス駅付近でお手洗いに行った時・・
「あれ、飲みたい」
またも自販機。今度は缶・ボトル入り。
なんか暗いとこにあるけど、こういう自販機なら大丈夫そう。どれが欲しいって?
justea WhiteGrape
なんか甘そうだな。(先入観)
後からのど乾きそうだけど…水持ってるし、大丈夫か。(何の確認だか)
などと思いながら買ってみたら、思ったよりカロリー少なめ。
緑茶やアロエベラが入っているようで、味も思ったよりスッキリしているのだそう。
ところでシンガポール政府は、糖尿病などの慢性疾患対策を強化しているみたいで、このポスターを何度か見かけました。
で、飲料に
NUTRI-GRADE(雑訳:栄養グレード)
なるものが表示されていることがあったんですが・・・
レッドブルは D 判定
NUTRI-GRADE(雑訳:栄養グレード)てネーミングだけど、12% sugarて書いてあるから、要するに砂糖の量でランクづけしてるみたい。
お茶は A 判定
無糖だからね。
ポカリは C 判定
砂糖の量で比較されたらまぁそうなるよね。
汗かいたとき、細胞がすばやく水分を取り込むのにグルコース必要なんだけどね。
100Plus(ポカリの炭酸版みたいな飲料)も C 判定
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3日目の朝
クラークキーで観光船を待っていた時。
「もう、飲んでいいよね。あした帰国だから。」と言う息子氏の指先には
例の生搾りオレンジジュースの自販機
その時ちょうど欧米系と思われる観光客の団体様がかわるがわる買っていくところでした。
そして右上のパネルには "110,173,401 CUPS SOLD WORLDWIDE" の文字が。
「いちじゅうひゃく・・おぉ、1億杯以上売れてるんだ!世界で。へー。
そうだね、もう帰国だし、結構、売れてるみたいだから大丈夫そうだよね。飲んでみよう。」
・・・と言ってふと思い出した。
日本人は「みんなが買ってる」に弱いんだそう。
まさに今の私のことだ。
なんかマーケティングにしてやられた感じで悔しいけど・・・(無意味な敗北感)
おいしい!やっぱり生搾りはうまい!
そこへちょうどタイミングよくメンテナンスの方がいらして、自販機の中を覗くことができました。
中、きれい!よかった!
疑ってごめんなさい。
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3日目の夜
マックスウェルフードセンターにて。
シンガポールチキンライスを食べた後、もの足りない様子だった息子氏に「肉おかずかなんか、買ってきたら?」と言ってお金を渡したら・・
まさかの生ココナツジュース
を買ってきた。
お肉じゃない。お腹すいてたのではなかったのか??
それに、ここテーブルとか汚くて衛生面がちょっと心配・・・
ほぼそこら辺の道ばたで売ってるカットフルーツだよ・・・私的には・・・
でも確かにこれ飲みたくなるよね。私も昔、インドネシアで飲みたくなって飲んで、その時はおなかゆるくなったよ・・でももう最終日だしいっか。
2人でかわるがわるいただきながら、
「味は・・あんまりしないね。」
「ぬるい。」
「でもその昔、水道がなかった頃、長旅の途中なんかにこれ見つけたら嬉しかっただろうね。のどが渇いている時にこれおいしかっただろうね。」
・・などと昔の旅人に思いをはせたりしました。
ごちそうさまでした。
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いい大人になってからは海外での飲料といえばミネラルウォーター一択だった私。
息子氏のチョイスにはハラハラし通しだったけど、飲み物も色々試してみたら、楽しかった。
シンガポールの飲料は、スッキリ系が多くて飲みやすいということもわかりました。
ありがとう、息子氏。
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